13:57スタート 3時間レース(14:58チェッカー) ドライコンディション
昨日にも増して、夏を思わせるような強い日差しが降り注いだ決勝当日。ピットガレージ内では21℃だが、コース側では25℃を超えるなかで始まったスタート進行。
開幕戦ではスタート直後の1コーナーでラインを阻まれ、トップに躍り出ることが出来なかっただけに、今回は……。スタート時間が近づくにつれ、山内の集中力も高まる。
1時53分過ぎローリングが始まる。しっかりとタイヤを温める山内。セーフティーカーがピットに入ってくる。ポールポジションのフェラーリがゆっくりと最終コーナーから上がってくる。

スタートライン手前から加速に入ったフェラーリと同時に山内もGO。牽制するかのようにフェラーリがアウト側の山内に近寄ってくるが、1コーナー手前で山内は、トップに躍り出ることに成功。1号車のGT-Rも2番手に浮上。逃げる山内は、追いかける1号車をオープニングラップからジワジワと引き離す。これまでと逆のパターンだ。
5ラップ目にはその差を1.8秒、8ラップ目には2.5秒と引き離す。10ラップ目にはST-3クラスのマシンに追いつきだす。ラップ遅れのマシンを上手くかわしていく山内。
1号車は若干、引っかかり気味で、12ラップ目には6秒、22ラップ目には10秒以上にまで広げることに成功する。しかし、山内もコーナーでラインを塞がれると、すぐに2秒落ちとなってしまい、30ラップ過ぎには5秒台にまで迫られ、一進一退の攻防が続く。
50ラップ過ぎ(プラチナドライバーが走ることができる最大乗車時間:40%/72分)、6秒強のリードを持ったところでピットストップ。当チームはタイヤ交換をしてYUKE TANIGUCHIにスイッチしたGT—Rをコースに送り出す。
同一ラップにピットストップした1号車は、給油時間を抑えてのピットアウト。約15秒遅れの2番手でYUKE TANIGUCHIは追いかける。58ラップ目、コースに出ていたオイルに乗ってコースアウト。幸い大きなダメージはなく、コースに戻る。ラップ遅れのマシンに引っかからなければ23秒台と速いラップで追うYUKE TANIGUCHI。