SPOON SPORTS プレスリリース

SPOON SPORTS プレスリリース

95号車SPOON リジカラ CIVIC、初戦はトラブルで6位

 3月22日(土)~23日(日)にモビリティリゾートもてぎ(栃木県芳賀郡 4.801km)でENEOSスーパー耐久シリーズ2025 Empowered by BRIDGESTONE第1戦『もてぎスーパー耐久 4 Hours Race』が開催され、95号車SPOON リジカラ CIVIC(山田英二/小出峻/西村和真)は、予選ST-2クラス5位から決勝をスタート。すぐにクラス2位へとポジションアップするも、1回目のピットイン時にクラッチトラブルが発生、これの修理に約30分を要したため、初戦はクラス6位でチェッカーとなりました。

 開幕戦は22日にレース1として5クラス40台の予選と決勝が行われ、23日にレース2としてST-2クラスを含む7クラス40台の予選と決勝が行われました。レースウイークの17日(木)は寒冷前線の影響から気温が低下、サーキットには雪もちらつく天候でしたが、週末にかけて天候は回復、22日、23日はともに好天に恵まれ23日のレース2決勝スタート時は気温24.2度と汗ばむほどとなりました。

 8時30分に開始された予選では95号車は決勝に向けたセットアップに時間を費やし、Aドライバー山田とBドライバー小出のタイム合算によりクラス6番手のスターティンググリッドを獲得しました。決勝は予定どおり12時30分にスタートが切られ、スタートドライバーを務めた小出は抜群のスタートダッシュを決め、1周目で3台を抜いてクラス2位に浮上。その順位を守ったまま27周目にピットインし、山田に交代しました。

 がしかし、ここでクラッチトラブルが発生。その修理に約30分を費やしてピットアウトするものの、大きく後退してしまいます。その後は順調にラップを重ね、57周目に2回目のルーティンピットで西村に交代、89周目に最終スティント担当の小出に再び交代。果敢な走りを見せるものの、追撃には及ばす、総合31位、クラス6位でレースを終えました。

SPOON SPORTS 2025スーパー耐久第1戦もてぎ レースレポート
2025スーパー耐久第1戦もてぎ SPOON リジカラ CIVIC(山田英二/小出峻/西村和真)

 ファーストドライバーを務めた小出峻は、「チームとしては、(僕に)スタートで抜いてきてほしいという感じだったと思うので、スタート後は良い感じで数台抜いて2番手に上がれました。でも、トップとの差はつかず離れずという感じでした。クルマのペース的にはそんなに悪いわけではなく、展開次第では優勝も狙えるパフォーマンスはあったと思います。トラブルさえなければ優勝は見えるところなので、細かいところを強くして、次は優勝狙いたいです」と語っています。

 Bドライバーの山田英二は、「今回のレースはちょっともったいないなっていう感じでしたね。スタートで小出が前に出て、僕と西村がバトンを繋いで最後にまた小出に代わるという流れでね。彼(小出)は、やっぱり絶対的なパフォーマンスを持っているので、トラブルがなければトップで終えられたんじゃないかな。また、この経験を無駄にせず次に繋げましょう。なんとか頑張りたいと思います」。

SPOON SPORTS 2025スーパー耐久第1戦もてぎ レースレポート
2025スーパー耐久第1戦もてぎ 山田英二(SPOON リジカラ CIVIC)

 今シーズンから新たにチームに合流した西村和真は、「久しぶり(3年ぶり)のツーリングカーレースだったんで、正直なところ不安な部分もあったんですけど。もちろん小出君、山田さんや原さん、甲斐さん、皆さんに色んな形で支えていただきました。僕自身、レースウィークには体と感覚を慣らすため、いろんなことを試しました。決勝レースは、なんとかうまくまとめられたかと思います。クルマのパフォーマンス的には、チームは皆で良いクルマを作るっていう方向性を共有しており、ぶれることなくどんどん良いクルマになっていると思います。鈴鹿はST-2がスキップなので、次戦はいきなりタフな富士ですが、がんばります」、とそれぞれ語っています。

 チーム監督の原剛は、「今回のトラブルはクラッチユニットのトラブルではなく、純正部品のクラッチのマスターシリンダーが原因でした。レース中は気温も上がったので熱害の可能性があります。小出君のスティントで、3台でずっと縦一列で走っていたので、それもあるのかな。このもてぎに対しては、ブレーキが一番心配だったのですが、本当に新開発のブレーキがうまく作用して、そこはトラブルなしで走れたっていうのは、収穫でした。小出君は、やはり波に乗れている男だけに良いスタートを決めてくれましたね。その後クラッチが切れないトラブルが発生してしまいましたが、我々がそれに耐えられるクルマにしないとどうにもなりません。富士は、昨年いろいろとトラブルに見舞われましたが、今回はそれらに悩まないようしっかり準備していきたいです」と次戦に向けた抱負を語りました。

 第2戦の鈴鹿はST-2クラスがお休みのため、SPOON リジカラ CIVICの次の舞台は第3戦富士24時間となります。

SPOON SPORTS 2025スーパー耐久第1戦もてぎ レースレポート
2025スーパー耐久第1戦もてぎ 西村和真/小出峻(SPOON リジカラ CIVIC)
SPOON SPORTS 2025スーパー耐久第1戦もてぎ レースレポート
2025スーパー耐久第1戦もてぎ TEAM SPOON

本日のレースクイーン

一ノ瀬のこいちのせのこ
2025年 / オートサロン
EXEDY
  • auto sport ch by autosport web

    RA272とMP4/5の生音はマニア垂涎。ホンダF1オートサロン特別イベントの舞台裏に完全密着

    RA272とMP4/5の生音はマニア垂涎。ホンダF1オートサロン特別イベントの舞台裏に完全密着

    もっと見る
  • auto sport

    auto sport 2025年4月号 No.1606

    [検証]F1史上最大の番狂わせ
    ハミルトン×フェラーリ
    成功の確率

    詳細を見る