更新日: 2017.06.06 19:30
ブリヂストン 2017全日本カート選手権OK第3戦/第4戦 レースレポート
2017年 全日本カート選手権 OK 第3戦
三宅淳詞が7番グリッドから表彰台獲得!
開催場所:本庄サーキット
開催日:6月3日~6月4日
2017年オートバックス全日本カート選手権OKシリーズ第3戦・第4戦が、6月3~4日に埼玉県・本庄サーキットで開催された。
昨年までは東地域シリーズのみの開催となっていた本庄サーキット。全日本最高峰クラスの開催は今回が初となる。
コースは、普段は4輪のスポーツ走行やドリフト等に使用されているミニサーキットで、カートコースに比べコース幅が広く、ラインの自由度は高い。コースはストレートを主体とした構成で、シリーズ一の高速バトルとなることが予想された。
今回はライセンス取得が間に合わず開幕戦を欠場した選手も加わり、ブリヂストンは13台にスペシャルタイヤを供給した。レースウィークの天候は晴れ。やや風が強く、朝晩は肌寒く感じるものの、日中は気温も上昇し、暑さを感じさせる気候となった。
<予選>
今大会も土曜日にタイムトライアルと第3戦の予選ヒートを終わらせるスケジュール。2グループに分かれたタイムトライアルでは、ブリヂストン装着勢の中では佐々木大樹(TONYKART・VORTEX・BS))が全体の3番手タイムをマーク。
さらに三宅淳詞(SWF・IAME・BS)が6番手、名取鉄平(BirelART・IAME・BS)が8番手で続く。
予選では4周目に佐々木がエンジントラブルでリタイア。三宅も順位を落とし、変わって小川颯太(SWF・IAME・BS)が順位を上げ5番手に浮上。それを名取、三宅が追う展開となり、そのままチェッカーを受ける。
<決勝>
決勝日も、快晴。午前中に行われた第3戦決勝では、三宅が好ダッシュを見せ、オープニングラップを4番手で終える。しかし、三宅はなかなかペースが上がらず集団に飲み込まれる形となり、その間にトップグループが逃げてしまう。
その三宅をかわして3番手に上がったのが高橋悠之(TONYKART・VORTEX・BS)。高橋はやや集団を抜け出し単独で周回を重ねていく。さらに、中盤を過ぎてペースが上がり集団を抜け出した三宅も、高橋を追っていく。その三宅についていくようにチームメイトの小川颯太も上位に進出していく。
レースが終盤に入ると、高橋に三宅が接近し表彰台をかけた3番手争いを展開。高橋も守るが、最後は三宅が逆転。昨年のもてぎ大会以来となる表彰台を獲得した。
4位に高橋、5位に小川と続き、最後尾スタートから追い上げた佐々木も9位でフィニッシュとなった。
●三宅淳詞/BS最上位ドライバーのコメント
前半はやや苦しくペースが上げられずにバトルとなってしまい、トップ2台に離されてしまいましたが、後半のペースは良かったと思います。タイヤは終盤まで高いグリップを発揮してくれました。次の第4戦では予選から前につけ、勝負していきたいと思います。