更新日: 2017.08.01 15:15
Le Beausset Motorsports 2017スーパーFJ第4戦もてぎ レースレポート
決勝 7月30日(日)
天候/曇り コース状況/ドライ
決勝のスタート進行が開始する14時40分には路面は完全に乾き、ドライコンディションで第4戦を迎えることとなった。
肝心のスタートを小倉はそつなく決め、トップを保ったまま1コーナーへ。V字コーナーから徐々に後続を引き離し、1周1秒以上ずつ後続とギャップを築く展開に。
一方の上田は、後続のライバルが抜群のスタートを決めたことで、1周目を5番手で通過すると、翌周にヘアピンで1台を抜き返し4番手に。ここから、2番手~5番手のグループは最終周まで一進一退の激しいバトルを見せることとなる。
後続がバトルを繰り広げている間に、小倉はみるみる独走状態を築き、レースの半分となる5周目が過ぎた時点で2位と9秒近くまでギャップを広げていた。
上田は変わらず一進一退のバトルで4・5番手を保つも最終周の5コーナーで1台をパスし、表彰台圏内の3番手へ浮上。後続もすぐ後ろに迫るなか、そのままのポジションをキープし最終コーナーへ差し掛かると、焦りからかハーフスピン。
後続に並ばれ、そのままストレートを立ち上がり、どちらが先にチェッカーを受けるか注目されたが、惜しくも4番手でレースを終えた。
小倉は、安定した走りと速さで後続を17秒以上離し、前戦の宣言通り圧勝で4勝目を飾り、見事シリーズチャンピオンの座を獲得した。
コメント
チーム監督 坪松唯夫
小倉にとってはシリーズチャンピオンが懸る一戦だけに緊張している様子だったが、落ち着いたレース運びで、誰も寄せ付けない力強い、そして成長の証が見えた一戦だった。
これからは他のサーキットに遠征してさらに力を付けて貰いたい。上田は目の前に居るターゲットとなる小倉からの刺激を受けて、迫る所までは来ているが、今週は幾つかのミスが目立ってしまった。
最低でも2位にはなれるレースだったので、この悔しさをバネに次回のレースに臨んで貰いたい。
ドライバー 小倉祥太
予選は、後半を狙って合わせていましたが、赤旗が出て少し動揺してしまい、集中力を欠いてしまいました。何とか、後半でもベストタイムを出せたので良かったですが、思っていたようにできなかったので納得のいく予選ではなかったです。
決勝は、今までスタートが上手くいかなかったので、スタートを決めたいと思って臨みましたが、失敗もせずできたので良かったです。
レースは、強い気持ちを保ったまま10周ミスなく、集中していけました。シリーズチャンピオンが懸っていることはあまり意識せず、いつも1レース1レース集中して勝つ、という気持ちでやっていました。その結果、4戦全勝でチャンピオンを決められたので嬉しいです。
ドライバー 上田裕也
予選は、5周目でちょうどタイヤのグリップも良くなってきて、次の周からアタックしていこうと思っていたのですが、赤旗が出てしまって、リスタートした時にはタイヤのフィーリングも変わってしまい、思うようなタイムが出せませんでした。
決勝は、スタートは失敗した感じはなかったのですが、後続のスタートがすごく良くて抜かれてしまいました。前に出ても、前が詰まって上手く抜けず後ろもいるので、タイヤがけっこう辛かったです。
前回よりは焦りはありませんでしたが、ラストラップの最終コーナーで少し焦りが出てしまい、滑ってしまいました。全体的にタイムも良いわけでなく、悔しいレースとなりました。次戦は、反省点を改善して良いレースができるように頑張りたいと思います。