21日(日)の決勝第2レースは早朝から降り始めていた雨が一旦は止んだものの、スタート1時間前にはコースを完全に濡らすほどの降雨となりました。
今シーズンのレースでウエット状態だったのは、第1/2戦の岡山戦のみ。セッティング面はこのレースウィークで煮詰めてきたドライ用をウエット仕様に変更することで対応。
両ドライバーとも菅生のウエット走行は初めてのため、ドライビング面は岡山ラウンドでの各ドライバーの反省点を振り返り、コース面はチームからのコーチングで備えることにしました。
レースはSC先導によるSCスタートとなり、4周目にグリーンライト点灯にてバトル開始。金澤はシケインで前車のスピンを避けたゴウダを抜いて17番手へ、ゴウダは18番手で4周目をクリア。
ところが、上位勢にクラッシュの混乱が発生し、再びセーフティカーが導入されました。7周目終了までに前方での脱落車両により金澤は14番手へ、ゴウダも15番手へとポジションアップ。そして再びセーフティカーが導入されました。
10周終了時点で再スタートが切られ、雨が止んでコースコンディションが刻々と良くなる中でのポジションアップが期待されましたが、ゴウダはなかなかタイムが上がらず15位のままフィニッシュ。
一方、金澤は13周目にワンポジションアップのオーバーテイクを見せ、さらに12番手への猛追を見せました。ところが、ここで第1レースと同様に30分間の規定時間がタイムアップし、規定よりも1周少ない14周目終了時点でチェッカーフラッグが振られました。
あと一周あればという期待感を残しながら金澤は13位フィニッシュしました。
FIA-F4第9/10戦は8月5(土)~6日(日)に今シーズン2回目となる静岡県の富士スピードウェイにて開催されます。前回開催時のデータと、両ドライバーのスキルアップを生かしてのポイント獲得が期待されます。