ARTA Race Report

二転三転の結果は野中誠太の初優勝で決着!

 第6戦の予選ヒートはまたも小川の好スタートで始まる。小川に続き佐々木も2番手に浮上すると、4周目には小川をかわしトップに浮上。その後は佐々木がトップをキープしたまま周回を重ねていく。
 
 佐々木の後方には佐藤が続き、再三にわたってチャンスをうかがうが、佐々木もベテランのうまさを見せ佐藤を抑え込むと、さらにこの戦いに三村壮太郎(CROCPROMOTION/TM/YH)も加わる。結局佐々木がトップでチェッカー。佐藤2位、三村3位となった。

野中誠太が全日本カート初優勝
野中誠太が全日本カート初優勝

 決勝は当初午後4時ころに行われる予定だったが、直前のFS125のレース進行が手間取り、OKクラスのスケジュールものびのびとされ、実際にレースが始まったのは5時半。その間に路面温度は冷え、それを歓迎する選手、歓迎しない選手に分かれた。

 スタートすると、トップにつけた佐々木がレースを引っ張り、それに三村が続く展開。第5戦で圧倒的なスピードを見せた佐藤は、その二人をかわすことができない。
 
 一時は三村がトップを走る場面も見られたが、やはり低い路面温度では苦戦を免れず徐々に後退。かわって名取がトップに出ると、後続を抑え込むように周回を重ねていく。
 
 終盤、その名取のブロックをかいくぐった佐藤がトップに立つと、一気に引き離し独走。そのままチェッカーを受けたが、佐藤はフロントカウルペナルティにより10秒加算。
 
 これで名取がトップとして暫定表彰も行われたが、その後の裁定によりレース中の名取のブロッキングにペナルティが科せられ降格。3位チェッカーの野中が繰り上がりで全日本初優勝を飾った。

 ただし、この結果に対して抗議が出されているため、この日は暫定結果の発表にとどまり、正式結果は後日JAFより発表されることとなった。

野中誠太/優勝ドライバーのコメント

 予選から調子も良かったので、順位を上げていくことができました。バトルが続くレースでしたが、最後は表彰台を守れてよかったです。これで勢いをつけて、これからの後半戦に臨みたいと思います。

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