全日本F3選手権:ThreeBond Racing 2017年第8大会 オートポリス レースレポート
9月9日~10日、全日本F3選手権シリーズ第8大会(第17戦、第18戦)が、大分県オートポリスで開催された。スリーボンドは、ドラゴ・コルセとのコラボレーション、ThreeBond Racing with DRAGO CORSEとしてこのレースに出場した。
土曜日午前中に行われる公式予選で記録したベストラップタイムで第17戦、セカンドラップタイムで第18戦のスターティンググリッドが決まる。
公式予選
土曜日の公式予選に先駆けて木曜日と金曜日に、先週走行セッションが設けられた。オートポリスに初めて遠征した#12アレックス・パロウとチームはそこでマシンのセッティングを進める予定だった。しかし木曜日は悪天候で走行はできず、金曜日に走り始めると予想もしなかったオーバーステア傾向に苦しむことに。
チームはオートポリスに関するセッティングデータの蓄積を持たず、試行錯誤から始めなければならなかった。「木曜日に走れていればなんとかセッティングが進められると思いましたが走れなかったのが痛かったです」と伊与木エンジニアは語る。
結局突然リヤが滑り出すオーバーステアを消すことができないまま金曜日の走行を終え、土曜日の公式予選を迎えることになった。公式予選セッションが始まるとパロウは早々に4番手につけるタイムを記録するが、ここでセッションは赤旗で一旦中断。
セッションは残り13分20秒で再開され、改めてタイムアタックにかかったが再び赤旗でセッションは中断、本格的なアタックに入れないまま、強いオーバーステア傾向に苦しめられ、この時点で順位は5番手だった。セッションは残り3分30秒で再開され、一斉にタイムアタックが始まった。
パロウは1分38秒187を記録して3番手につけると、続けて1分38秒725を記録、これがセカンドタイムとなり公式予選は終わった。
この結果、ベストタイムで決まる第17戦を3番手、セカンドラップタイムで決まる第18戦を4番手というスターティンググリッドに決まった。