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投稿日: 2017.09.22 15:09
更新日: 2017.09.25 15:19

インタープロト:MZRacing 2017第3戦/第4戦 レースレポート


国内レース他 | インタープロト:MZRacing 2017第3戦/第4戦 レースレポート

2017年9月21日
MZRacing レースレポート

「人馬一体」チームの山下健太がIPSプロクラスで劇的な優勝

 2017年インタープロトシリーズ(IPS)は、約4カ月のインターバルを挟み9月16~17日に今シーズンの第2ラウンドを迎え、今ノリに乗っている男、「人馬一体ドライビングアカデミー」チームの山下健太が劇的な優勝を飾りました。

 昨年に引き続き、マツダの社内テストドライバーでは最高ランクに属するトップガンの佐藤政宏さんをジェントルマンクラスに起用した55号車「人馬一体ドライビングアカデミー&KTR」もIPSにエントリー。
 
 すでにご紹介した通り、今年のパートナーとなるプロドライバーは期待の若手、スーパーGTやスーパーフォーミュラでも活躍する山下健太です。

 この週末の富士スピードウェイは日本列島に4度も上陸した台風18号の影響で、あいにくの雨模様。路面は終始ウエットでした。

55号車人馬一体 ドライビングアカデミー
55号車人馬一体
ドライビングアカデミー

 
 16日の朝から行われた公式予選で、ジェントルマンクラスの佐藤さんは確実な走りで周回を重ね、2分03秒702でクラス2番手につけます。引き続いて行われたプロクラスの予選では、雨足が少し弱まったこともあって上位陣は1分台に突入。
 
 山下さんも1分58秒476まで刻みますが、アタックのタイミングを少しミスし、クラス5位という悔しい結果に終わりました。

 16日の土曜日、決勝レースは13時40分からのジェントルマンの第3戦のみです。15周または35分以内という規定ですが、ウエットコンディションのためにSC(セーフティカー)が4周にわたって先導してからレースが始まりました。
 
 シグナルがグリーンに変わり、1コーナーに向かっていく55号車の加速は今ひとつ。4番グリッドからダッシュしてきた32号車にあっさりかわされ、さらにオープニングラップでもう1台に抜かれて4番手で2周目に入ります。
 
 先頭の1台以外は水しぶきで視界がほとんどないなか、1コーナー手前で佐藤さんは先行車のブレーキランプが突然光ったように見えたそうです。
 
 思わずブレーキペダルを少し強く踏んでしまったその瞬間、マシンはぐるりと半回転。超高速のバックのまま、1コーナー奥のランオフエリアまで突っ走って止まります。
 
 再スタートに少し手間取った佐藤さんは大きくポジションをダウン。規定の15周を走りきって総合7位まで挽回しますが、ジェントルマンクラスの中では上級者という位置付けのエキスパート部門では最下位の6位という悔しい結果になりました。


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