
前日の第7戦同様、東コースが速い山下と、西コースが速いB-MAX Racing team with NDDP勢という構図が色濃く見えるなかで、11周目のデグナーふたつめで山下はミス。高星はふたたびそのチャンスを逃さず、今度は130Rでピタリと背後につけると、続く12周目の1コーナーで山下をパス。首位に浮上した。
これで首位は高星、2番手に山下となるが、3番手には11周目に千代をパスしたマーデンボローが続く。第7戦で接触を喫した2台はふたたび日立オートモティブシステムズシケインでバトルを展開していくが、再三に渡る攻防も2台は接触なし。最終的に高星がトップでチェッカーを受け、鈴鹿ラウンドを連勝。2位は山下、3位はマーデンボローという結果となり、山下とマーデンボローは表彰台でシャンパンボトルをコツンとぶつけた。
高星は第3ラウンドの岡山、第4ラウンドの鈴鹿のみの参戦の予定で、参戦2ラウンドの有終の美を飾っている。
F3-Nは、スタートで首位に浮上した廣田築(アルビレックスF306TLM)が横綱相撲をみせ第7戦に続く連勝を飾った。2番手以降は混戦となったが、DRAGON(B-Max Racing team F306)が2位、片山義章(Petit LM Racing)が3位でチェッカーを受けた。

