■ホンダ・シビック・タイプR TCR、国内デビューウイン
第1戦では7台が参戦したST-TCRクラス。内訳はアウディRS3 LMSが3台、VWゴルフGTI TCRが1台、そしてホンダ・シビック タイプRが3台(昨年モデルのFK2型が1台、今年モデルのFK8型が2台)。

特に注目されたのは新型FK8だが、98号車の加藤寛規によれば「去年のクルマに比べると少しマイルドになって、ジェントルマンドライバーにも優しいクルマになったという印象」のようだ。

TCR車両にはスプリント用と耐久用の2タイプが用意されており、S耐に投入されたのはもちろん耐久用で、今回は97号車が逆転でデビューウインを果たした。昨年も予選ではアウディの後塵を拝しトラブルを抱えながらも、決勝レースでは強いところを見せてタイトルを獲得した。さて今年も活躍を見せてくれるのか?
また、FK8型シビック・タイプR TCRにとっては、これが世界初勝利。マシンを生産するJASモータースポーツも祝福のメッセージを発信している。
■トヨタ豊田章男社長現る
1日の決勝日にはトヨタ自動車の豊田章男社長が突然サーキットに現れた。今回、長男の豊田大輔がトヨタ86のドライバーとしてS耐でレースデビュー。その応援もあったのだろうが、TOYOTA GAZOO Racingのドライバーたちが所属するチームへも足を運んで、記念写真を撮影したりと終始ご機嫌だった。