投稿日: 2018.05.06 09:06
更新日: 2018.05.15 11:27
更新日: 2018.05.15 11:27
FIA-F4:富士大会で角田裕毅が“匠”ぶりを発揮。2戦連続のポールトゥウィン
Naoyuki Hata
路面は一部にウエットパッチを残すだけまで回復し、全車がドライタイヤを装着。好スタートを名取が決めるも、角田は逆転を許さず、1コーナーにはトップで進入。名取には平木が、そして戦列復帰なった小高一斗(FTRSスカラシップF4)が予選6番手から順位を上げて続いた一方で、金澤は痛恨のスタートミスで順位を大きく落としていた。
スタートからペースを上げる角田と名取に、後続のドライバーたちがついていけたのは、オープニングの1周だけだった。後続集団では2周目の1コーナーからコカコーラコーナーにかけて激しい攻防があり、その間に差が一気に広がる。
そして3番手に浮上したのは小高で、ブランクを感じさせないアグレッシブな走りをさっそく見せつけた。やがて小高も単独走行としていくなか、代わってバトルを繰り広げたのが平木と川合孝汰(DENSOルボーセF4)、かつてのチームメイト同士だった
8周目のダンロップコーナーで川合が前に出るも、平木はそのまま最後まで離れず。しかし、再逆転は許されず、川合が4位を獲得した。
その間にも激しくトップを争い合った角田と名取ではあったが、互いに隙を見せることなくテール・トゥ・ノーズ状態を、最後まで保ってチェッカーを受けることに。「スタートがまず決まって、そのまま逃げるつもりだったんですが、できなかったのでミスなく走ることを心がけ、優勝することだけに専念して走りました。なぜ離せなかったのか、分かりません。これからしっかり検証して、明日のレースこそぶっちぎって勝つ予定です」と角田。