■3号車GT-R「自分たちでつかみ始めたものを自ら手放してしまった」

 富士24時間では決勝レース開始から20時間が経過する前に8分間のメンテナンスを2度取らなければならないという特別規則が設けられており、レース序盤から99号車Y’s distraction GTNET GT-Rとトップ争いを演じたENDLESS GT-Rはスタートから14時間が経過したころに1度目のメンテナンスタイムを消化する。

 メンテナンスタイムを消化し、総合首位でコースに復帰したENDLESS GT-Rだったが、ピットアウトから数分後、マシンの左フロント付近から白煙が上がり緊急ピットイン。レースには復帰したが、これで優勝争いから脱落した。白煙が上がった原因については詳細は不明だが、ブレーキ周りにトラブルがあったものとみられる。

3号車ENDLESS GT-R
3号車ENDLESS GT-R

 チームの一員として戦った山内は「率直に言うとすごく悔しいです」と次のように語る。

「最初のFCY(フル・コース・イエロー)で作ったリードを失って、運というところでは一度見放されました。解除後は99号車に30秒くらい離されましたが、その後は実力で僕たちが取り返して、実質トップのマージンを取れたので本当にいい流れを掴めていました」

「いい流れは見えていたんですけど、自分たちでつかみ始めたものを自ら手放してしまったというのをすごく感じています。でもこれが24時間レースで、耐久性、チーム力を試される部分だと思います。トラブルに関しては、詳しくは聞いていませんが、メンテナンスタイムでのヒューマンエラーというのがあったようです」

「チャンピオン争いは実質非常に厳しい条件になってきています。今シーズンは表彰台にも立てていません。速さがあるだけにもったいないと感じていますが、次戦に切り替えて頑張りたいと思います」

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