ニッサン/ニスモ 全日本F3第11/12戦 レースレポート
マーデンボローがもてぎで2連勝、選手権リードを広げる
全日本F3選手権第11~12戦 レースレポート
2016年08月20日
8月20~21日 ツインリンクもてぎ(栃木県)
全日本F3選手権の第11~12戦がツインリンクもてぎで開催され、ヤン・マーデンボローが2連勝。選手権でも大きくリードを広げました。
今シーズンのF3選手権には、マーデンボローと千代勝正が年間エントリーをしていますが、千代は8月上旬に行われたSUPER GTでのクラッシュにより、今大会は欠場。千代の代役として、第5~8戦に出場していた高星が出場しました。
予選日の午前中は強い雨に見舞われ、F3の予選もウェットコンディションの中で行われましたが、午後には雨が止んだばかりか強い日差しも降り注ぎ、路面は一気にドライコンディションへ。各車はドライセッティングでレースに向けて準備を進めました。ところが、マシンがコース上に整列し、フォーメーションラップまで残り数分というところで突然雨雲が立ち込め、たちまち豪雨に。再びウェットコンディションとなった第11戦の決勝レースは、セーフティカースタートで幕を開けることになりました。
2周のセーフティカーランを終えてリスタート。2番手グリッドからスタートしていたマーデンボローは、リスタートが切られると一気にトップのマシンに襲い掛かりますが、水煙の中では決定的なチャンスに恵まれず、2台の争いは約8周にわたって繰り広げられました。11周目の90度コーナーで相手のすきを突きトップに立つと、翌周には周りよりも1秒以上速いタイムを記録して2番手以下を突き離し、シーズン3勝目をマークしました。予選7位からスタートした高星は、最終ラップまで接近戦を展開し、7位でゴールしました。