更新日: 2018.08.22 14:38
OIRC team YTB 全日本F3選手権第5ラウンドもてぎ レースレポート
OIRC team YTB
2018全日本F3選手権第10戦、11戦、12戦(岡山国際サーキット)レースレポート
#8 YTB F318
ドライバー:片山義章(かたやま よしあき)
生年月日:1993年11月13日
身長:168cm
体重:65kg
血液型:O型
●2018年後半戦に突入!表彰台争いが激しくなる!
2018全日本F3選手権も後半戦へと入り中団グループの争いが熱くなってきた。圧倒的な強さで逃げる#36坪井翔(カローラ中京Kuo TOM’S)に挑戦権を持つ#37宮田莉朋(カローラ中京Kuo TOM’S)のふたりにチャンピオン争いが絞られつつあるなか、ランキング3位争いは混沌としたなかから、頭ひとつ抜け出しつつある#2坂口晴南(TODA RACING)を#12笹原右京(ThreeBond Racing)、#93大湯都史樹(TODA RACING)に加え調子を上げてきた#1金丸悠(B-MAX RACING)が追う展開に。
シーズンランキング4位を巡ってまだ十分にチャンスのある、#8片山義章(OIRCteamYTB)、#35河野駿佑(RS FINE)も加わり混戦となるのか? 中段グループの激しい攻防戦に注目が集まる。
●表彰台を争うグループの中でレースができるようになった
第10戦 予選:8番手 決勝:6位
まだまだ夏日の続く日本列島、スーパーフォーミュラ第5戦との併催で行われた全日本F3選手権、土曜日の第10戦は、湿度が低く心地よい観戦日和となった。
前日の練習走行でこれまでのセットアップを大きく変更し走行した#8片山は、上位勢がコンスタントに1分44秒台を刻むなか、45秒を切ることができず不安を抱えて予選に挑むことに。チームは監督のリチャードライアンを中心にマシンを再セットアップしコースへと送り出すと、自己ベストを更新しながらアタックし1分44秒622と44秒台へと入るも、混戦の中段争いは4位の#93大湯のわずかコンマ3秒遅れながら8位という順位を受け入れることになった。
午後の決勝レースも快晴、4列目からのロケットスタートに期待が集まるなか見事に応え、#8片山のスタートは冴え渡り、#12笹原、#2坂口さらに#35河野までをもかわし1コーナーを立ち上がり5位へと浮上するも第3コーナーで#2坂口に抜き返されるとバランスを崩した所を#12笹原に、さらに#35河野にピタリと背後に疲れると第5コーナーで交わされ8位で1周目を終えた。
2周目に入ると前を行く#12笹原に#35河野が仕掛け第3コーナーで両者が牽制し合う一瞬の隙をついて#8片山が#12笹原のインに飛び込み7位に浮上すると先ほど抜かれた第5コーナーで#35河野のインへ迷わず飛び込み順位を6位へと押し上げた。
#8片山はここから1分45秒後半のタイムをコンスタントに刻みながら、5位を46秒前半で走る#2坂口を徐々に追い詰めて行く、3位の#93大湯まではわずかに3秒差、後続を引き離しながらコンマ2ずつジワジワと#2坂口に迫って行く。
10周終了時点で#2坂口をコンマ4まで追い詰め戦闘態勢に入った矢先、4位の#1金丸が90度コーナー立ち上がりをオーバーランで車を路肩に落とし#2坂口、#8片山とのギャップが一気に無くなり3台がテールトゥノーズの展開となるも第5コーナーで#8片山はバランスを崩し一歩後退。残り3周タイヤをコントロールしながら自己ベストを更新し#2坂口を最後まで猛追するも1歩届かず6位でゴール貴重な1ポイントを獲得した。
片山義章コメント
「練習走行で、なかなかマシンが決まらないなかで、車載カメラの調子も悪くてリチャードからのドライビングアドバイスも受けられなくてセットアップが進まず上位勢がコンスタントに1分44秒台で走行するなか、45秒台から抜け出せないまま走行を終えました。ちょっとストレートが遅い感じがあったのですがチームが懸命に作業してくれて予選へと送り出してくれました」
「クルマの感触は良くなっていて44秒台で自己ベストを更新しながらラップを刻みましたがコンマ3秒の中で5台が入る混戦のなか8位という結果になりました。レースのスタートはまずまず良くて何台か抜きました、その後ブロックが甘くて晴南くんにインに入られてしまってタイヤ同士が少し触れて飛び出してしまって右京くんにも前に出られて走りが乱れた所を河野くんにも抜かれてスタートポジションまで戻してしまいましたが、2周目で前のふたりがやり合ってる隙をついて今度は僕が抜き返すことができました」
「晴南くんが結構前に行ってしまっていたんですけど、僕のペースの方が速かったのですがなかなか接近できませんでしたが晴南くんの前を走っていた金丸くんがミスをして差が一気に縮まったので抜きたかったんですけど、ブレーキングで止まりきれず膨らんでしまって離されてしまいました。そこからはリヤタイヤが苦しくなって追いかけることができなくなってしまいました。もう少しやれたかなという思いがあるので明日のレースではもっと上を目指します」