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投稿日: 2018.11.05 14:26
更新日: 2019.03.18 17:15

S耐最終戦岡山:24号車スリーボンド日産自動車大学校GT-Rが有終の美。ST-3は熾烈なチャンピオン争いに


国内レース他 | S耐最終戦岡山:24号車スリーボンド日産自動車大学校GT-Rが有終の美。ST-3は熾烈なチャンピオン争いに

 このレースでもっとも激しいチャンピオン争いを展開したのがST-3クラス(全8台)。

 ポイントリーダーの62号車DENSO Le Bausset RC350(嵯峨宏紀/山下健太/宮田莉朋組)は予選5番手、前回IS350からRC350へマシンをスイッチしたランキング2位の38号車muta Racing ADVICS RC350 TWS(堀田誠/阪口良平組)が予選4番手、そしてランキング3位の68号車埼玉トヨペット Green Brave GR SPORT マークX(服部尚貴/脇阪薫一/平沼貴之組)がポールポジションからのスタートする。

 そこへ予選3番手の15号車岡部自動車 GO&FUN T-MANZ34(長島正明/小松一臣組)が絡み、序盤から68号車マークXの脇阪、38号車RCの阪口、15号車Zの小松、62号車RCの山下、4台が数珠つなぎのデッドヒートを延々と展開した。

 レース中盤で一旦は距離ができたが、4台ともタイヤ無交換を敢行したこともあり終盤にこのバトルが再燃。

 62号車RCの嵯峨は2番手を守ればチャンピオンで、90周目に38号車RCの阪口にトップを譲るまでは計算どおり。しかし15号車Zの小松が4番手からぐいぐいと順位を上げ、103周目には2番手へ浮上。さらにはトップを追いつめにかかるも38号車RCをかわすまでにはいたらず、0.2秒差の2位となった。

激しい優勝争いを制し、王者奪回を果たした38号車

 僅差のクラス優勝を飾ったことで38号車は2年ぶりの王座奪回。2年連続でタイトルを逃した62号車RCのドライバーたちはがっくりと肩を落とすしかなかった。

 もうひとつチャンピオンが決まっていなかったST-2クラス(全4台)では、6号車新菱オート☆DIXCELエボX(冨桝朋広/菊地靖/大橋正澄組)が富士24時間以来の2勝目で、2位でゴールした59号車DAMD MOTUL ED WRX STI(大澤学/後藤比東至/井口卓人/石坂瑞基組)がタイトルを守った。

ST-2クラスの王者に輝いた59号車DAMD MOTUL ED WRX STI(大澤学/後藤比東至/井口卓人/石坂瑞基組)

 ST-TCRクラス(全8台)では、既にタイトルを決めている97号車Modulo CIVIC TCR(植松忠雄/中野信治/大津弘樹/小林崇志組)が3勝目を飾った。

 ST-Zクラス(全1台)にデビューした550号車モノコレ GINETTA KAP CUSPA(RYO/安田裕信/廣田秀機組)は、タイヤのラバー片がキルスイッチに当たりエンジンがストップしてしまうアクシデントに見舞われたが、無事に完走を果たし初陣を終えた。

デビュー戦の550号車モノコレ GINETTA KAP CUSPA(RYO/安田裕信/廣田秀機組)

 ST-1クラス(全1台)では31号車Porsche991 GT3 Cup(T.Stark/影山正美/富田竜一郎組)が3勝目を挙げた。

 4日の午前中に行われたGr-2のレースでは、クラス4(全14台)では、2年連続チャンピオンの86号車TOM’S SPIRIT 86(松井孝允/坪井翔/中山雄一組)、13号車ENDLESS 86(小川諒/高橋翼/花里祐弥/呉良亮組)、そして58号車ウィンマックステインワコーズDC5☆KRP(小林康一/塩谷列州/瀬戸貴巨組)がトップ争いを繰り広げ、13号車86が逃げ切り今季初優勝を遂げた。

 過去最多となる15台が参加したST-5クラスでは、2号車TEAM221ロードスター(筒井克彦/山西康司/山下潤一郎/上村優太組)が山西と上村の頑張りで優勝を遂げ、逆転でタイトルを獲得した。

ST-4クラスを制した13号車ENDLESS 86(小川諒/高橋翼/花里祐弥/呉良亮組)

ST-4クラスに29号車T’s concept小倉クラッチ86で参戦したMORIZOこと豊田章男氏


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