更新日: 2018.11.09 14:58
Audi Team DreamDrive 2018スーパー耐久第6戦岡山 レースレポート
Audi Team DreamDrive
ピレリ・スーパー耐久2018 RD.6 岡山国際サーキット
開催日時 : 2018年11月2日~11月4日
開催地 : 岡山県 岡山国際サーキット
Wether/Condition:【予選】晴れ/DRY 【決勝】晴れ/DRY
ドライバー:A 竹田直人/B 白坂卓也/C 田ヶ原章蔵
2018年シリーズ最終戦となる本大会。多くのファンやお客様、そしてチームに関わる関係者に応援していただいた1年間の集大成をどう形づけるかを問われる3時間の戦いが始まる。
■11月2日 オフィシャルプラクティス
朝晩は気温が下がり、タイヤやマシンのセットアップが難しいコンディションになってきているが、3時間レースの大会であることを踏まえた予選・決勝のシミュレーションを綿密に行い、車両・ドライバー陣の仕上がりを確認。後半トラブルに見舞われる事態になったが概ねのメニューは完了し翌日の予選に備えた。
■11月3日 予選
今シーズンは予選での戦績が奮わないAudi Team DreamDrive。秋らしい気候の中ドライコンディションで予選が始まった。Aドライバー予選の竹田選手は本レースウィーク中日々自己ベストを更新する仕上がりの良さを見せている。プレッシャーがかかる中、本予選でも自己ベストタイムをマークする走りを見せクラス2番手で終了。プロドライバーがひしめくBドライバー予選の白坂選手は車両とのフィーリングも良くクラストップタイムをする走り。更にはコースレコードを更新するタイムで終了。AB合算タイムの結果、今シーズン初のポールポジションが獲得できた。Cドライバー予選の田ヶ原選手はマシンの仕上がりや決勝でのラップシミュレーションを確認しながら基準タイムをクリアし終了。
■11月4日 決勝
秋らしい天候に恵まれたが、本ウィーク中もっとも気温が上昇した午後13時35分決勝レースがスタート。3時間レースでかつ2ピットを行うことになる。スタートドライバーは白坂選手が担当。ポールスタートだったので白坂選手を先頭に後続を少しでも引き離す作戦としていたが、走り出し直後からラップタイムが上がらず後続スタートのAudiに追い上げられクラス2番手になる。我慢の走りが続いた序盤だがレース開始60分を過ぎた頃からライバルチームのPITタイミングもありクラス内での番手もめまぐるしく変わるレース展開。白坂選手は2番手をキープしレース半分にあたる90分を走りきり竹田選手へバトンを繋ぐ。PITタイミングやPIT作業をいかに素早くできるかで大きく番手に影響するためメカニック陣も奮闘。一時はクラストップにも出るが残り50分でラストスティントの田ヶ原選手へドライバーチェンジするため最後のピットイン。この時タイヤ交換はせず給油のみでピットアウトし、最後の追い上げにかけるが、すでに2ピットを終えていた#97シビックに前に出られ、ギャップ差を埋めるには至らずクラス2番手でのチェッカーを受けた。
予選では今シーズン初のクラスポールポジションの獲得。決勝では今シーズン最高順位のクラス2位となる締めくくりとなりました。多くのお客様、ファンの皆様、そしてスポンサー企業の皆様に支えられたシーズンで、Audi TeamDreamDrive プリズマ☆イリヤRS3 LMSを1年間応援いただき誠にありがとうございました。
今後ともAudi Team DreamDriveの応援をよろしくお願いします。
■ ST-TCR クラス 予選総合タイム順位結果 ■(A,Bドライバー合算タイム)
1 #45 プリズマ☆イリヤ RS3 LMS 3’15.851
2 #19 BRP★Audi Mie RS3 LMS 3’16.386
3 #65 L&JR Mars Audi RS3 LMS 3’16.643
4 #97 Modulo CIVIC TCR 3’17.007
5 #10 Racingline PERFORMANCE GOLF TCR 3’17.024
6 #75 m-1 CARFACTORY RS3 LMS 3’17.159
7 #98 FLORAL CIVIC TCR 3’17.581
8 #96 B-MAX Engineering CIVIC TCR 3’18.955
■ST-TCR クラス 決勝順位結果 ■
1 #97 Modulo CIVIC TCR 106 LAP
2 #45 プリズマ☆イリヤ RS3 LMS 106 LAP
3 #19 BRP★Audi Mie RS3 LMS 106 LAP
4 #65 L&JR Mars Audi RS3 LMS 106 LAP
5 #98 FLORAL CIVIC TCR 106 LAP
6 #75 m-1 CARFACTORY RS3 LMS 106 LAP
7 #10 Racingline PERFORMANCE GOLF TCR 105 LAP
8 #96 B-MAX Engineering CIVIC TCR 98 LAP
ピレリスーパー耐久シリーズ2018 岡山ラウンドを終えて/シリーズ総評
代表・監督 澤田 栄宏
最終戦の岡山ラウンドはマシンセットとドライバー陣のフィーリングも良く今季初のPP・決勝クラス2位表彰台の結果となりました。激戦のTCRクラスですので完全勝利の難しさを感じますが、上位に食い込める実力を随所に見せれたところは今後も期待できる証明になったかと思います。このレースでシリーズ終了となり、本当に色々と経験を積み重ねたと思います。1年間応援いただいたお客様、そして協賛いただいている企業の皆様、関係者の皆様に心より感謝と御礼を申し上げます。有難う御座いました!
Aドライバー 竹田 直人
早いもので2018シリーズも岡山国際サーキットで最終戦を迎えました。レースウィークから調子はまずまずで事前の準備が整っていたと思います。若干のトラブルがあったものの、一発の速さが戻って来ました。予選ではAドライバーを担当したのですが荒さがあるもののが自己ベストを更新出来ました。Bドライバーの白坂選手の頑張りに助けられて念願のポールポジション獲得は感慨深いものになりました。チームとしては久しぶり、私自身としては初のポールです。決勝では中継ぎを担当しました。乗りやすいクルマに助けられて一時トップに立てました。残念ながら素晴らしい追い上げをして来たホンダ勢に抜かれましたが二位になれたことは誇るべき結果だと感じております。応援ありがとうございました。
今年は少し悩み多いシーズンになりましたがチームとしては実りが多かったと思います。簡単に勝てないTCRというのがレースをするにも見るにも面白くしてるのかなと思います。まだまだこのままでは終われないです。末永い応援をお願い致します。
Bドライバー 白坂 卓也
竹田選手の素晴らしいアタックとチームが素晴らしい車を用意してくれたお陰でコースレコードを大幅に更新でき、最高な形でポールポジションを獲得する事が出来ました。決勝ではマシンバランスが大きく変わってしまい予選での速さを活かす事が出来ませんでしたが、その中でアウディ勢トップの2位表彰台はベストなリザルトだったと思います。何度もトップを走りながら優勝のご報告が出来ず苦しいシーズンとなりましたが、厳しい状況の中でも応援してくださる多くの方々に改めて感謝致します。今シーズンも応援ありがとうございました。
Cドライバー 田ヶ原 章蔵
今回はチームがテストを繰り返し行って頂いていたので走りだしからとても良い車に仕上がっていました!その上で確実の速さを取り返し、二人の予選も最速で活躍してくれていよいよ舞台は整いましたが・・精一杯チーム全員がその日のベストを尽くしたのですが、残念ながら我々の週末ではなく、スピードが少し無かったです。今年も沢山の方々にお世話になり、応援もあり心より感謝申し上げます!本当にありがとうございました!明けない朝は無いと信じて、また刀を磨いて切磋琢磨に誠心していきます!
©2016 ひろやまひろし・TYPE-MOON/KADOKAWA/「プリズマ☆イリヤ ドライ!!」製作委員会