ポルシェカレラカップジャパン2019 第5戦鈴鹿 決勝レポート
プレスインフォメーション 2019年5月25日
ポルシェカレラカップジャパン2019 第5戦(鈴鹿)決勝レポート
ポルシェジャパン株式会社(本社:東京都港区 代表取締役社長:七五三木 敏幸)とポルシェカレラカップジャパン(PCCJ)委員会は、ポルシェカレラカップジャパン2019シリーズ第5戦の決勝を、鈴鹿サーキット(三重県)で2019年5月25日(土)に開催しました。
天候:晴れ 路面:ドライ 気温:31度 路面温度:44度(レーススタート時)
PCCJ第5戦のポールポジションを獲得したのは、ニューコースレコード2分3秒812をマークした#19 笹原右京。2番手は今シーズンPCCJ初参戦ながら表彰台を2回獲得している#78 大滝拓也、3番手は現在ランキングトップに立つ#31 上村優太が並ぶ。ジェントルマンクラスは、昨年ポルシェGT3チャレンジカップのカテゴリーⅡでチャンピオンを獲得した#4 今田信宏が初ポールポジションを獲得し、2番手には第4戦で優勝を飾った#25 内山清士がつける。
今大会はPCCJとポルシェカレラカップアジア(PCCA)が初めて同時進行で公式レースを開催するため、グリッド上にはPCCJ21台、PCCA23台と計44台もの911 GT3 Cup がズラリと並ぶ。世界中で同じ車両を使用してワンメイクレースを開催しているポルシェだからこそ可能となったシリーズ共催だが、順位やポイントなどは別々のシリーズとしての開催となる。そのため、PCCJとPCCA車両群の間に約1分の時差を設け各グループが先導するペースカーに率いられる形でのローリング方式でレースはスタートする。午後4時35分にペースカーに先導されたフォーメーションラップを経て、ホームストレートに戻ったカップカーはレッドシグナルが消えると一斉にスタート。
ポールポジションの#19 笹原はスタートを上手く決めてトップで1コーナーを抜けていく。2番手の#78 大滝と3番手の#31 上村がそれに続くが、1周を終えてホームストレートに戻ってくるとトップ#19 笹原との差は2秒260まで広がっていた。ここからさらにペースアップした#19 #笹原は、1周約0秒5ずつ2番手を引き離して独走態勢に持ち込む。8周目に1台のマシンがコースアウトを喫したためにセーフティーカーが導入され、レースは44台の911 GT3 Cupが隊列を組んだまま10周目を終えてゴールとなった。これで#19 笹原は、PCCJに参戦してから初のポール・トゥ・ウインで今シーズン2勝目を成し遂げる。「今日はいつもと違いローリングスタートだったので慎重に行きました。トップをキープできたので後は自分のペースで走ることができました。鈴鹿入りしてから本当に調子がいいので、明日も連勝を目指します」と喜びを語る。今シーズン最高位となる2位表彰台を獲得した#78 大滝は、「スタートで若干ミスをしたこともあるのですが、笹原選手のペースについて行けませんでした。明日は何とか逆転を狙っていきたいと思います」と語る。3位の#31 上村は、「後半に勝負を賭けようと、タイヤを温存していたのですがセーフティーカー導入で…」と悔しさを滲ませた。
ジェントルマンクラスは、クラスポールポジションからスタートした#4 今田が安定した走りを見せ、ポール・トゥ・ウインでPCCJ初優勝を飾り「優勝できて本当に嬉しいです。この勢いを明日のレースにも繋げたいと思います」と語る。2位の#25 内山は、「レース前半にペースを上げることができず、今田選手を攻めることができませんでした。この悔しさは、明日のレースで晴らしたいと思います」と闘志を燃やす。3位は#98 IKARI、4位は#11 山口智英、5位は#77 浜崎大、6位は#32 永井秀貴という結果に。
5月26日(日)12時にスタートを予定する第6戦決勝は15周もしくは30分間で競われるが、ローリングの隊列は第5戦と逆でPCCJグループはPCCA集団の後方からスタートとなる。スターティンググリッドは第5戦と同じく、#19 笹原がポールポジション、2番手は#78 大滝、3番手は#31 上村となっている。ジェントルマンクラスは、ポールポジションが#25 内山で、2番手は#4 今田、3番手は#3 TAKASHI HATAとなっている。