しかし2年連続でPCCJタイトルを獲得した経験を持ち、富士が得意な＃60小河もこのまま引き下がるとは思えない。第10戦終了時に＃19笹原がランキング2位以下に20点以上のポイント差をつけることができたら、この富士大会でチャンピオン決定となる。

　それを阻止するためにも、ライバルたちは＃19笹原の前でゴールしようと熱い戦いを見せてくれるはずだ。

　一方、年々レベルアップしているジェントルマンクラスの戦いは、8戦で5人の勝者が誕生している。120点でランキングトップに立つ＃11山口智英が1勝、108点でランキング2位の＃98IKARIが2勝、102.5点でランキング3位の＃25内山清士が2勝、92点でランキング5位の＃4今田信宏が1勝、73点でランキング6位の＃32永井秀貴2勝を挙げている。

　そして、優勝こそないものの安定した上位入賞で97点を獲得している＃77浜崎大がランキング4位に食い込んでいる。このように優勝回数だけでなく安定した走りで着実に上位入賞を果たすことが、ジェントルマンクラスのチャンピオン争いでは重要なポイントとなってくる。

　果たして富士ではランキング上位陣が順調にポイントを加算していくのか、または新たな優勝者が誕生するのかが注目される。

　PCCJ第9・10戦富士大会のスケジュールは、専有走行が8月2日（金）午前8時～8時30分、午前10時15分～10時45分の2セッション。予選は3日（土）午前11時15分～11時45分の予定で1回のみ。

　そして15周もしくは30分間で競われる決勝レースは、第9戦が3日（土）午後4時15分スタート、第10戦が4日（日）午前9時15分スタート予定となっている。