ポルシェカレラカップジャパン 2020第8戦もてぎ 決勝レポート
プレスインフォメーション 2020年9月20日
ポルシェカレラカップジャパン 2020 第8戦(もてぎ)決勝レポート
ポルシェジャパン株式会社(本社:東京都港区 代表取締役社長:ミヒャエル・キルシュ)とポルシェカレラカップジャパン(PCCJ)委員会は、ポルシェカレラカップジャパン 2020シリーズ第8戦決勝を、ツインリンクもてぎ(栃木県)で2020年9月20日(日)に開催しました。
天候:雨 路面:ウエット 気温:22度 路面:25度(レーススタート時)
20日(日)は朝から厚い雲がツインリンクもてぎの上空を覆い、PCCJ第8戦が開催される直前には小雨がパラついてくる。そのような状況下、各車は前日の19日(土)に行われた予選で記録されたセカンドベストタイムで決定したグリッドに整列していく。ポールポジションは第7戦に引き続き#24 近藤翼が獲得し、2番手はPCCJ ジュニアプログラムドライバーの#20 石坂瑞基、3番手は#60 小河諒、4番手は第7戦で優勝を飾った#31 上村優太が続く。プロアマクラスのポールポジションは#77 浜崎大、アマクラスのポールポジションは#15 神取彦一郎となっている。
スタート進行でダミーグリッドに各車が整列する頃には雨足が強くなり、各車タイヤをスリックからレインへと交換とグリッドは慌ただしくなる。10時55分、第8戦決勝のフォーメーションラップが開始され、再びグリッドにマシンが整列してレースはスタート。ポールポジションの#24 近藤が好スタートを見せてトップで1コーナーを駆け抜けていき、#60 小河、#31 上村がトップを追いかける展開に。#24 近藤は雨で難しいコンディションの中でも安定した走りを見せ、序盤から2番手以下を引き離していき3周目にレースファステストを記録。5周目にはトップ#24 近藤と2番手#60 小河の差は3秒755まで広がるが、逆に3番手の#31 上村は#60 小河との差を徐々に詰めて0秒941まで縮まる。
レース後半は#24 近藤が完全に単独走行となり、ポール・トゥ・ウインで今シーズン2勝目をマーク。「ウエットコンディションになってしまいスタートを失敗しないように気をつけました。チームも素晴らしいセッティングをしてくれたので安定した走りで優勝できました」と、#24 近藤は喜びを語る。一方、2番手争いを展開していた#60 小河と#31 上村は、9周目に#31 上村が一度前に出るが翌周には#60 小河が2番手を取り戻す。二人のバトルは最終ラップまでテールトゥノーズで続いたが順位に変動はなく、#60 小河が2位、#31 上村が3位でゴール。#60 小河は「近藤選手は雨の中でも速くて着いていくことができませんでした。上村選手とはお互いにクリーンな勝負ができ2位でフィニッシュできて良かったです」と語り、#31 上村は「雨でのペースがいまいちなので、最終戦の天気がどうなるか分かりませんが再度セッティングなどを見直したいと思います」と逆転王者に闘志を燃やす。
なお、4位には2番手グリッドからスタートした#20 石坂が入る。ポイントランキングはトップの#24 近藤が130点、2位の#31 上村が122点と8点差で午後の最終戦を迎えることになる。
プロアマクラスは、クラスポールポジションからスタートした#77 浜崎がトップを譲ることなく今シーズン2勝目をマーク。「雨だったので自分のペースでゴールを目指した結果が優勝でした。次の最終戦もいい形で終わることができればと思います」と語る。なお、プロアマクラスのポイントランキングはトップの#25 内山が130点、2位の#98 IKARIが126点と4点差になっており、最終戦の戦いが注目される。
一方のアマクラスは#36 SKY ChenがPCCJ初優勝を飾り、「昨日はアクシデントもありチームスタッフに迷惑を掛けたので優勝できて良かったです」と喜びを語る。#36 SKY Chenはこれでアマクラスのポイントランキングトップにも浮上した。
なお、本日16時からは悪天候のためキャンセルとなった第4戦代替レース(12周もしくは30分間)が開催される。今シーズン最終戦となるこのレースの結果により、記念すべきPCCJ開催20周年のチャンピオンが決定する。