26日の8時25分から行われたサンデーシリーズの公式予選では、サタデーシリーズに引き続き、松本が1分36秒653を記録してポールポジションを獲得。0.081秒という僅差で篠原が2番手に、3番手には1分37秒177を記録したHIROBONがつけた。
27日の13時35分から行われたサンデーシリーズ決勝は、フロントロウからスタートした篠原が好スタートを決めて松本をかわし1コーナーのホールショットを奪うという、サタデーシリーズ決勝と同様の展開に。
その後方では4番グリッドスタートの下野も好スタートを決め、1コーナーでHIROBONのアウト側に並ぶと2コーナーで一時3番手に浮上。しかし、立ち上がりでアウト側に膨らんだ下野の隙をついたHIROBONがモスSで3位のポジションを取り戻す。

首位に躍り出た篠原は1周目終了時点で0.738秒のギャップを築くと、2周目に1.125秒、3周目に1.622秒、4番手に1.855秒と着々と松本とのギャップを広げる。
前日のサタデーシリーズ決勝に引き続き、総合3番手争いを展開するHIROBONと下野。サンデーシリーズ決勝では追う形となった下野は7周目のヘアピンコーナーでHIROBONをオーバーテイクし、総合3番手に浮上。同じ7周目のマイクナイトコーナーで今度はHIROBONが下野を抜き返し3番手を取り戻すと、2台はその後も激しい接近戦を繰り広げる。
ファイナルラップまで続いたHIROBONと下野の総合3位争いだったが、リボルバーコーナーでインに入った下野がアウト側のHIROBONをコース外に押し出す形でポジションを3位に上げてしまう。
14周のレースを終えて、松本に対し5.956秒のギャップを築いた篠原がトップでチェッカーを受け、サンデーシリーズ決勝を制した。松本が総合2位を獲得。
総合3位でチェッカーを受けたのは下野だったが、ファイナルラップでの接触により決勝結果に30秒加算のペナルティが課せられ7番手にポジションダウン。総合3位、そしてブロンズクラス優勝はこちらもサタデーシリーズに引き続きHIROBONが獲得した。ブロンズクラス2位は大蔵、ブロンズクラス3位は梅本が獲得している。
TCRジャパンシリーズ第3戦岡山国際サーキット サンデーシリーズ決勝結果
Pos. | No. | Driver | Team | Car | Laps |
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1 | 21 | 篠原拓朗 | Audi Team Hitotsuyama | アウディRS3 LMS TCR | 14 |
2 | 25 | 松本武士 | VolkswagenRT with TEAM WAKAYAMA | フォルクスワーゲン・ゴルフGTI TCR | 14 |
3 | 19 | HIROBON | バースレーシングプロジェクト【BRP】 | クプラTCR | 14 |
4 | 73 | 大蔵峰樹 | M-PROTOTYPING Team STILE CORSE | アルファロメオ・ジュリエッタTCR | 14 |
5 | 69 | 梅本淳一 | 55MOTO with J’S RACING | アルファロメオ・ジュリエッタTCR | 14 |
6 | 55 | Mototino | 55MOTO with J’S RACING | アルファロメオ・ジュリエッタTCR | 14 |
7 | 34 | 下野璃央 | Drago CORSE | ホンダ・シビック・タイプR・TCR | 14 |
8 | 17 | 鈴木 建自 | バースレーシングプロジェクト【BRP】 | アウディRS3 LMS TCR | 14 |
– | 62 | 塩谷烈州 | 全薬工業 with TEAM G/MOTION’ | ホンダ・シビック・タイプR・TCR | 出走せず |
*ファステストラップ:
篠原拓朗(アウディRS3 LMS TCR) 1分38秒022(2/14)
TCRジャパンシリーズ、次戦はオートポリスで11月14日(土)にサタデーシリーズ、15日(日)にサンデーシリーズが開催される。

