■第5戦 サンデーシリーズ2
第5戦サンデーシリーズ2決勝では篠原がポールポジションを獲得、2番グリッドに松本、3番グリッドにブロンズクラストップの塩谷、4番グリッドに大蔵、5番グリッドにHIROBONが続いた。
前日のサタデーシリーズで初の総合優勝を獲得した下野はセカンドベストラップで走路外走行と判定され、最後尾となる10番グリッドからスタートとなった。
フォーメーションラップで梅本淳一(アルファロメオ・ジュリエッタTCR)がマシンを止めたことで、全9台によるレースとなった。
10時55分、青空の広がる快晴のなか、ポールポジションの篠原が1コーナーのホールショットを守る。2番手に松本、5番グリッドからスタートダッシュを決めたHIROBONが3番手に浮上し、4番手に塩谷が続いた。
トップの篠原は序盤から2番手松本とのギャップを広げ、3周目には独走状態となる。
最後尾スタートの下野は2周目には6番手にポジションを上げると、3周目に大蔵をかわし4番手の塩谷を追う。
下野は5周目には塩谷の背後1秒以内に迫りオーバーテイクの機会を伺うが、塩谷も絶妙なブロックラインでポジションを守りにかかる。
レース後半となった6周目、日立オートモティブシステムズシケインで下野がアウト側から仕掛けたところで2台は接触。塩谷はスピンするもコースに復帰、下野は左フロントのサスペンションを破損し、リタイアとなった。
10周を走りきった篠原がトップチェッカーを受けて今季3勝目を獲得。2位は篠原に3.9秒及ばず松本。3位はHIROBONが獲得し、HIROBONは最終戦富士を待たずしてサンデーシリーズのブロンズクラスチャンピオンに輝いた。4位は9周目に塩谷をかわした白坂が獲得している。
サンデーシリーズの総合ポイントランキングは、鈴鹿大会の結果により篠原が120ポイントでトップに浮上、ランキング2位の松本が119ポイントという接戦の状況で最終富士大会を迎えることとなった。
TCRジャパンシリーズ第5戦鈴鹿 サンデーシリーズ2決勝結果
Pos. | No. | Driver | Team | Car | Laps |
---|---|---|---|---|---|
1 | 21 | 篠原拓朗 | Audi Team Hitotsuyama | アウディRS3 LMS TCR | 10 |
2 | 25 | 松本武士 | VolkswagenRT with TEAM WAKAYAMA | フォルクスワーゲン・ゴルフGTI TCR | 10 |
3 | 19 | HIROBON | バースレーシングプロジェクト【BRP】 | クプラTCR | 10 |
4 | 45 | 白坂卓也 | 若甦ドリームドライブ with KCMG | ホンダ・シビック・タイプR・TCR | 10 |
5 | 62 | 塩谷烈州 | 全薬工業 with TEAM G/MOTION’ | ホンダ・シビック・タイプR・TCR | 10 |
6 | 73 | 大蔵峰樹 | M-PROTOTYPING Team STILE CORSE | アルファロメオ・ジュリエッタ・ヴェローチェTCR | 10 |
7 | 55 | Mototino | 55MOTO with J’S RACING | アルファロメオ・ジュリエッタTCR | 10 |
8 | 17 | 鈴木建自 | バースレーシングプロジェクト【BRP】 | アウディRS3 LMS TCR | 10 |
34 | 下野璃央 | Drago CORSE | ホンダ・シビック・タイプR・TCR | 5 | |
69 | 梅本淳一 | 55MOTO with J’S RACING | アルファロメオ・ジュリエッタTCR | D.N.S. |
*ファステストラップ:篠原拓朗(アウディRS3 LMS TCR) 2分11秒582(2/12)




TCRジャパンシリーズ、2020年シーズンの最終大会となる次戦は富士スピードウェイで12月19日(土)にサタデーシリーズ決勝、20日(日)にサンデーシリーズ決勝が開催される。