更新日: 2021.04.20 18:23
『MINI CHALLENGE JAPAN.2021』今年は鈴鹿サーキットで初開催
MINIのワンメイクレース『MINI CHALLENGE JAPAN.2021』のスケジュールが発表された。1デイ2レースで全5大会(5ラウンド)、全10戦でチャンピオンを争うことと、JCWクラスとクーパーSクラスが設けられるのはこれまでと変わらないが、2021シーズン最大のトピックは、初めて鈴鹿サーキットで開催されることだ。世界中にその名が知れ渡ったコースで、ミニがどんなレースを見せてくれるのか興味は尽きない。
■レース日程は以下のとおり
ラウンド1(第1戦/第2戦):5月8日(土)富士スピードウェイ
ラウンド2(第3戦/第4戦):5月23日(日)鈴鹿サーキット
ラウンド3(第5戦/第6戦):8月21日(土)〜22日 (日)スポーツランドSUGO
ラウンド4(第7戦/第8戦):10月17日(日)岡山国際サーキット
ラウンド5(第9戦/第10戦):12月11日(土)〜12日(日)富士スピードウェイ
また、2020シーズンの年間表彰式が、3月17日にミニの正規ディーラー『MINI津』で行われた。例年は各賞典の授与式とともに1年の戦いを振り返る華やかなシーズン・セレモニーが行われていたが、今年は状況を鑑み開催を自粛。
チャンピオンの表彰のみとなり、JCWクラスの覇者 松本武士選手、クーパーSクラスを制した瀧井厚志選手、そしてチームチャンピオンに輝いたバースレーシングプロジェクト『BRP』の奥村浩一代表に、MCJP事務局 森下 渉代表からトロフィーが贈られた。
JCWクラスチャンピオンの松本武士選手は「残念ながら他のレーススケジュールの都合で最終ラウンドは出場することができなかったのですが、参戦した4ラウンド、8レースで8連勝することができました。出場全レースで優勝することが目標だったので、満足できる結果が残せたと思います」
「JCWチャレンジカーはマシンが軽いうえに、ABSやトラクションコントロールといった電子デバイスを持たないから、五感をダイレクトに刺激するようなアナログなおもしろさがあります。スリックタイヤを装着していますが、このグリップ力がマシンにちょうどいい感じで楽しく走れました」とレースの魅力を語った。
松本武士選手のほか、シリーズ3位となった鈴木建自選手をサポートし、チームチャンピオンを獲得したバースレーシングプロジェクト『BRP』の奥村浩一代表は、「私たちのチームは、可能な限り参加型のレースにおいて活動しています。そして送り出すドライバーが存分に力を発揮できるようメカニックやスタッフが万全の準備をすることこそが大切だと考え、それを実践しています」
「今季はクーパーSクラスにも参戦しますが、ディーラーで気軽にエントリーができるようなサポート体制を整えることができればより参加しやすいでしょうね。経験とノウハウをもとに、そのためのお手伝いができたらとも思っています」と今後の抱負を話してくれた。
クーパーSクラスチャンピオンの瀧井厚志選手は、「ナンバー付き車両ですが、ミニはとても楽しいクルマです。タイヤがよくグリップしてくれますし、サーキットを走行しても安心感があります。コーナリング中に修正も利きますし、意のままになる感じです」
「私はゴーカートフィーリングに魅せられてミニを乗り継いできましたが、そのミニの走りの痛快さを存分に満喫したいなら、サーキット走行をおすすめしたいですね。ストリートでの楽しさの延長上にあるのは確かですが、ずっと奥深いミニの楽しさを発見できると思います。またMCJPは、家族で楽しめるホスピタリティが充実しているのも魅力ですね」とコメントした。
なお、2020シーズンのポイントランキングは以下のとおり。
■JCWクラス
Pos | CarNo | Driver | Team | TotalPoint |
---|---|---|---|---|
1 | #19 | 松本 武士 | バースレーシングプロジェクト【BRP】 | 466 |
2 | #2 | 後藤 比東至※ | EX-FORM RACING | 407 |
3 | #17 | 鈴木 建自※ | バースレーシングプロジェクト【BRP】 | 407 |
4 | #9 | 三浦 愛 | IDI RACING | 214 |
5 | #57 | 阿部 良太 | TEAM AbeMotors | 167 |
6 | #10 | 勝亦 勇雅 | IDI RACING | 142 |
7 | #7 | 石井 一輝 | ダイワグループ | 139 |
8 | #9 | 平田 雅士 | IDI F56JCW | 92 |
9 | #7 | 為谷 勝太 | ダイワグループ | 75 |
10 | #22 | 吉田 淳一 | EX-FORM RACING | 71 |
11 | #7 | 松本 拓也 | ダイワグループ | 48 |
※MINI CHALLENGE JAPAN 2020競技規定 第15条 2. シーズン・ポイント規定により順位を決定。
■クーパーSクラス
Pos | CarNo | Driver | Team | TotalPoint |
---|---|---|---|---|
1 | #337 | 瀧井 厚志 | D.D.R | 322 |
2 | #30 | 白戸 次郎 | 楽しく走ろう.com | 285 |
3 | #70 | 増田 直人 | エムズファクトリー | 263 |
4 | #27 | 諏佐 憲二 | adidas motorsport a-unit | 262 |
5 | #6 | 伊藤 聡夫 | CLUB PAZZO ARIIX RACING | 249 |
6 | #4 | 谷岡 力 | 楽しく走ろう.com | 222 |
7 | #11 | 笹 瑞穂 | IDI RACING | 196 |
8 | #3 | 木村 英樹 | WAVESPEED | 154 |
9 | #99 | 山本 賢 | 楽しく走ろう.com | 142 |
10 | #337 | 冨林 勇佑 | D.D.R | 118 |
11 | #77 | 古田 聡 | ピットハウス | 89 |
12 | #33 | 味波 史章 | 楽しく走ろう.com | 77 |
13 | #56 | 森 雄一郎 | ダイワグループ | 71 |
14 | #77 | 永井 隆太郎 | ピットハウス | 60 |
15 | #4 | 大井 偉史 | 楽しく走ろう.com | 0 |