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投稿日: 2021.07.27 18:43
更新日: 2021.07.27 19:00

インタープロトシリーズ 2021年第2大会 レースレポート


国内レース他 | インタープロトシリーズ 2021年第2大会 レースレポート

阪口晴南が2年連続で鈴鹿大会を制覇。ライバルの猛追をしのぎ切る

2021 インタープロトシリーズPOWERED BY KeePer 第2大会レポート

 2021 インタープロトシリーズ POWERED BY KeePer 第2大会が7月24日(土)~25日(日)に鈴鹿サーキットで開催され、プロフェッショナルレースの第3戦・第4戦ともにポールポジションからスタートした#3 阪口晴南(INGING MOTORSPORT)が優勝を飾った。

 今年もシリーズ第2大会は鈴鹿サーキットが舞台となったが、2日間とも気温30度を超える灼熱のコンディションのなかでのレースとなった。そのなかでインタープロトのプロフェッショナルレースは、IPクラス10台、スープラクラス2台、CCS-Rクラス3台の合計15台がエントリーした。

 24日(土)に行われた公式予選では、各車が数少ないタイムアタックのチャンスをものにするために、特にIP車両は残り10分を切ったところでコースイン。0.1秒を争う激しいタイムアタック合戦が展開された。そのなかで、阪口は早いタイミングで2分09秒962をマークし、ポールポジションを獲得した。

 25日(日)にはふたつの決勝レースが行われ、両レースとも7周もしくは17分で争われた。第3戦の決勝ではスタートでトップを守った阪口だが、2番グリッドにつけた#19 藤波清斗(GARDEN CLINIC RT)が背後に接近し、随所で横に並びかけようとした。

 気の抜けない2台のバトルは終盤まで続いたが、それでも最後まで隙を見せることのなかった阪口が、トップのままチェッカーを受け、今シーズン初優勝を挙げた。2位には藤波が続き、3位には#44 山下健太(NAVUL)が入った。

阪口晴南(#3 INGING MOTORSPORT)と#44 山下健太(NAVUL)
阪口晴南(#3 INGING MOTORSPORT)と#44 山下健太(NAVUL)

 わずかなインターバルを経て、スタートが切られた第4戦も、阪口が先頭で周回を重ねていった。その後方では4周目の1コーナーで山下が藤波を抜いて2番手に浮上すると、すぐにトップの阪口に接近。わずかな隙を見つけて並びかけようとしたが、阪口が最後までトップを譲らず、そのままチェッカーフラッグ。第4戦も阪口が勝利を飾った。2位には山下が続き、3位には#96 中山雄一(岡山トヨペットK-tunes)が入った。

 TOYOTA SUPRAクラスでは、今回から同クラスにエントリーした#38 石浦宏明(P.MU RACING SUPRA)が予選から速さをみせ、決勝も2連勝をマーク。CCS-Rクラスは#10 阪口良平(NTP CCS-R)が終始安定した速さをみせて2連勝を飾った。

第1レース/第2レース優勝ドライバー
阪口晴南(#3 INGING MOTORSPORT)

「正直、鈴鹿に入ったときも昨年のようなフィーリングが全然なかったんですが、チームの人とたくさん話し合って、自分も積極的にクルマ作りに参加できました。それもあって予選ではポールポジションを獲得できて、すごく嬉しく思いますし、そこに応えてくれたチームに感謝したいです」

「決勝に関しては、こういう展開になることは予想していたので、そこにいろんな対策をして挑んだつもりでした。藤波選手や山下選手のペースが良かったですけど、そのなかで何とか抑えられて良かったです。特に2レース目の山下選手が速くて『本当にまずいな』と状態でした。あと1~2周あったら、どうなっていたか分からないですね。そういう意味で、予選の結果がすべてだったかもしれません」

「2連勝は嬉しいですが、鈴鹿以外で表彰台に乗ったことがないので、もっと頑張らなければいけません。昨年はこの後の富士(第3大会)で良い結果を得られなかったので、次は頑張ります」

阪口晴南(#3 INGING MOTORSPORT)
阪口晴南(#3 INGING MOTORSPORT)


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