更新日: 2021.09.12 00:23
ポルシェカレラカップジャパン2021 第9戦鈴鹿 決勝レポート
ポルシェカレラカップジャパン2021 第9戦(鈴鹿)決勝レポート
ポルシェジャパン株式会社(本社:東京都港区 代表取締役社長:ミヒャエル・キルシュ)とポルシェカレラカップジャパン(PCCJ)委員会は、ポルシェカレラカップジャパン2021シリーズ第9戦の決勝を、鈴鹿サーキット(三重県)で2021年9月11日(土)に開催しました。
天候:曇り 路面:ドライ 気温:28度 路面:34度(レーススタート時)
PCCJ第9戦の予選は11日の13時から行われて、プロクラスは#31 上村優太が第2戦以来となるポールポジションを獲得し、ランキング2位の#24 近藤翼が2番手、ランキングトップの#60 小河諒が3番手に着ける。プロアマクラスは現在ランキングトップの#25 内山清士がポールポジション、アマクラスは前回の鈴鹿大会で2連勝を達成した#62 Kumaがポールポジションを獲得した。
第9戦決勝は16時25分からフォーメーションラップが開始され、全車がダミーグリッドを離れる。そして再び全車がグリッドに整列しレースはスタート。ポールポジションの#31 上村は、スタートをうまく決めてトップで1コーナーを駆け抜けていく。それを#24 近藤と#60 小河が追いかける展開となったが、#31 上村はペースを上げて後続との差を広げていく。
トップの#31 上村と2番手の#24 近藤の差は、1周目が1秒394、2周目が1秒736、3周目が1秒732。しかし、レース中盤に入るとその差は徐々に縮まりだし、7周目には0秒906となる。ラスト2周となった9周目、トップの#31 上村は2コーナーでオーバーランを喫しそうになり何とかコースに踏みとどまるが、2番手の近藤との差は0秒778に。そしてラストラップの10周目、#24 近藤は#31 上村の背後まで迫るが抜くことはできずにゴール。最終的に2台の差は0秒196であった。
結果、開幕戦以来の優勝となった#31 上村は「久しぶりに優勝できてうれしいです。今日はスタートから逃げ切ろうと思っていたので、それを実現できて良かったです」と喜びを語る。
2位に終わった#24 近藤は、「レース前半で少し引き離されてしまい、後半はタイヤが厳しくて上村選手を抜くことができませんでした」と悔しがる。3位の#60 小河は「レース中盤以降、前の2台に離されてしまいました。明日は巻き返しを図りたいと思います」とリベンジを誓う。ポルシェジャパンジュニアドライバーの#91 大草りきは4位に終わった。なお、第9戦終了時点のプロクラスのランキングは、1位#24 近藤168点、2位#60 小河166点となっている。
プロアマクラスは、2番手スタートの#98 IKARIが1周目でトップに立つが、3周目の2コーナーで#25 内山がトップを奪い返す。その後は、#98 IKARIが#25 内山を追いかける展開となったが、そのままゴール。
優勝した#25 内山は「スタートがうまくいかなかったのですが、チャンスを逃さずにトップを奪い返せて良かったです。明日は2番手スタートなので、スタートをきちんと決めたいと思います」と語る。一方2位に終わった#98 IKARIは「一度はトップに立ったのですが……」と悔しがる。結果、プロアマクラスのランキングは1位#25 内山156点、2位#77 浜崎150点、3位#98 IKARI148点となっている。
アマクラスはポールポジションの#62 Kumaがスタートでミスをして大幅に出遅れてしまう。代わってトップに立った#84 Masa TAGAが4戦振りの優勝を飾った。「今回は練習走行からドライで走れて、少しずつ鈴鹿にも慣れてきて優勝できて良かったです」と、久しぶりの優勝を喜んでいた。結果、アマクラスのランキングは1位#84 Masa TAGA152点、2位#62 Kuma142点となっている。
PCCJ第10戦の決勝レース(10周もしくは30分間)は9月12日(日)10時15分スタートを予定している。各クラスのポールポジションは、プロクラスが#31 上村、プロアマクラスが#98 IKARI、アマクラスが#62 Kumaとなっている。