第8戦のグリッドは公式予選2の結果順となり、古谷がポールポジションを獲得。2番グリッドに澤、3番グリッドに三浦愛、4番グリッドに小川が続いた。
スタートでは澤と三浦愛の2台が好スタートを決め、古谷をパス。澤がホールショットを奪ってオープニングラップをリードする。第7戦同様に2周目のTGRコーナーでポジションを戻すべく、2番手の三浦愛にオーバーテイクを仕掛けた古谷だったが、ここは三浦はポジションを守る。
しかし、3周目のTGRコーナーで古谷が三浦愛を攻略し、2番手に浮上。先行する澤をかわすべく、古谷もファステストを更新しつつ、その差を縮めにかかる。
7周目のホームストレートで澤のスリップに入った古谷がTGRコーナー侵入でトップに浮上。しかし、澤もポジションを守るべく2コーナー、コカコーラ・コーナーで古谷の横に並び続け、トヨペット100Rコーナーで再び首位を取り戻す。
しかし、古谷の勢いは衰えることなく、8周目のTGRコーナーで澤をパスした古谷が再びトップに浮上すると、澤もテール・トゥ・ノーズで2コーナーを通過。見応えのある戦いを見せた2台だったが、続く8周目のコカコーラ・コーナーで澤が古谷に接触。古谷のマシンがコース外に弾き出されるかたちとなり、古谷は大きくポジションダウン。
一方、澤もコースオフを喫したが、なんとか首位は守り切る。背後には2番手三浦愛、3番手小川、4番手に塩津佑介(Sutekina Racing)が続くオーダーとなった。
15周目、澤がトップチェッカーを受けたが、澤に対し30秒タイム加算ペナルティが課せられたことで、暫定2位でチェッカーを受けた三浦愛が初優勝を飾ることとなった。2位に小川、3位に塩津のSutekina Racingの2台が続いている。
一方、8周目のアクシデントで大きく順位を落とした古谷は後半にかけてハードプッシュを続け、最終結果で4位までポジションを戻している。
マスタークラスは今田が連勝、田中が連続2位表彰台を獲得。マスタークラス3位には植田正幸(Rn-sportsF111/3)が続いた。
フォーミュラ・リージョナル・ジャパニーズ・チャンピオンシップ
第8戦富士スピードウェイ 決勝レース結果
Pos | Class | No | Driver | Car Name | Laps |
---|---|---|---|---|---|
1 | 8 | 三浦愛 | ARTA F111/3 | 15 | |
2 | 3 | 小川颯太 | Sutekina Racing | 15 | |
3 | 5 | 塩津佑介 | Sutekina Racing | 15 | |
4 | 28 | 古谷悠河 | TOM’S YOUTH | 15 | |
5 | M | 4 | 今田信宏 | JMS RACING with B-MAX | 15 |
6 | M | 39 | 田中優暉 | ASCLAYIndサクセスES | 15 |
7 | M | 11 | 植田正幸 | Rn-sportsF111/3 | 15 |
8 | M | 7 | 畑享志 | F111/3 | 15 |
9 | M | 96 | TAKUMI | B-MAX ENGINEERING FRJ | 15 |
10 | 77 | 澤龍之介 | D’station F111/3 | 15 | |
11 | M | 27 | SYUJI | B-MAX ENGINEERING FRJ | 15 |
12 | M | 86 | 大阪八郎 | Dr.DRY F111/3 | 15 |
13 | M | 86 | 大阪八郎 | Dr.DRY F111/3 | 15 |
14 | 45 | 辻子依旦 | PONOS Racing | 15 | |
15 | M | 34 | 三浦勝 | CMS F111 | 13 |
M | 30 | DRAGON | B-MAX ENGINEERING FRJ | 0 |
ファステストラップ
1分37秒008(13/15) 169.334km/h 古谷悠河(TOM’S YOUTH)
MASTER 1分38秒288(14/15) 167.129km/h 今田信宏(JMS RACING with B-MAX)
*CarNo.77は、FRJ SpR第16条1.1)(他車への衝突行為)違反により、協議結果に対して30秒加算のペナルティを科す。


