更新日: 2021.12.15 15:36
KYOJO CUP 2021第4戦富士 レースレポート
翁長実希が2連勝、辻?本始温がシリーズチャンピオンに
2021 KYOJO CUP SUPPORTED BY MUSEE PLATINUM 第4戦レポート
12月12日(日)、冬晴れの富士スピードウェイで2021年のKYOJO CUP SUPPORTED BY
MUSEE PLATINUM第4戦が行われ、#37 翁長実希(KeePer VITA)が第3戦に続いて2連勝
を飾り、3位に入った#18 辻?本始温(ORC ARUGOS VITA)がシリーズチャンピオンを獲得した。
午前中に行われた公式予選では、辻?本がただ一人、2分を切って1分59秒922をマークしポールポジションを獲得。2位の#36 荻原友美(KNC VITA)から#34 下野璃央(YGF Drago VITA)、#86猪爪杏奈(Dr.DRY VITA)まで3人が2分00秒台前半で続く。前回の第3戦で辻?本の連勝を止め、チャンピオン争いの権利を残して今回の最終戦に臨む翁長も2分00秒599で5番手につけ連勝を狙っていた。
決勝レースはスタート直後に荻原が遅れ、辻?本、下野、猪爪、翁長のオーダーでオープニングラップを終えるが、2周目の1コーナーでは下野が仕掛け辻?本をかわしてトップに立つ。さらに2周目の1コーナーでは翁長が猪爪に仕掛け、Aコーナーまでサイドバイサイドのドッグファイトの末、3番手へとポジションアップを果たした。
翁長はさらに、6周目の1コーナーで辻?本をもかわして2番手に進出。4周目にマークしたファステストタイムを6周目には自ら塗りかえる速さで、トップを逃げる下野を追い詰めていく。そして8周目の1コーナーで下野がオーバーランする間にこれをかわしてトップに立った。
9周目の1コーナーで、今度は翁長自身もブレーキをロックさせるが、何とかコース上に留まって下野に再逆転を許さない。そしてそのまま逃げ切った翁長は、前回の第3回大会に続いて2連勝を飾ることになった。
ポールからスタートしたもののスピードに伸びを欠いた辻?本は、6周目には3番手にまでポジションを落としたものの、そこで踏ん張り2番手の下野に続いて3位でレースを走り切り、デビューから2シーズン目で戴冠。シリーズチャンピオンに贈呈される文部科学大臣杯が授与された。またオープニングラップで遅れた荻原は、その後粘り強く追い上げて4位の猪爪にコンマ6秒差まで迫ったところでチェッカーとなった。