更新日: 2022.07.24 18:49
フォーミュラ・リージョナル第4大会SUGO。小川颯太、大木一輝、小山美姫が優勝分け合う
24日午前に行われた第11戦は快晴のもとスタートを迎えた。ポールスタートの大木が好スタートを決めて、オープニングラップからレースをリード。2番手小山、3番手小川とトップ3はグリッド順となるなか、8番手スタートの片山が4番手に浮上する。
オープニングラップを終えて大木は、小山に対し1.526秒のリード。その後も1分20秒台のハイペースを刻み、後続を引き離す体制に。一方、片山も大木を上回るペースで小山、小川の2番手争いの隊列に加わる。2番手争いの3台はそれぞれ1秒差以内で均衡状態のまま後半戦に突入する。
13周目、バックストレートで小川が小山に並びかけると、セクター3で攻略に成功。小川が2番手に浮上する。小川は15周目に自己ベストを更新する走りで、一時2秒以上広がった大木とのギャップを1.5秒まで縮める。さらに16周目にこの時点でのファステストラップを更新し、大木の0.144秒まで急接近。1コーナー、2コーナーとサイド・バイ・サイドのバトルを展開。そのままテール・トゥ・ノーズでバックストレートに突入した。
しかし、馬の背コーナーの立ち上がりで小川のマシンがスローダウン。小川はピットに入らず、ホームストレートを通過するが、19周目の4コーナーわきのグリーンにマシンを止め、レースを終えることに。これで小山が2番手、片山が3番手に浮上する。
チェッカーも近づく20周目、大木のペースが1分22秒台まで落ち、2番手小山が1.201秒まで接近。ジリジリその差を縮めるも、順位変動には至らず。第3大会もてぎから参戦を果たした大木がFRJ初優勝をポール・トゥ・ウインで飾った。
FRJ参戦5レース目で初優勝を飾った大木は「初優勝することができて、シンプルに嬉しいです。もてぎ大会で2位表彰台がありましたけど、ラッキーな部分があっての結果だったので、実力で好結果を残したい気持ちがありました。本当に勝つことができて良かったです」と、初優勝の喜びを語った。
「レースでは前半から逃げていって、後ろとのマージンを作ろうと思っていました。その分後半が厳しくなることは覚悟していたのですが、自分の想像以上に厳しくなってしまいました。特に小川選手が来たときはヒヤヒヤでしたが、自分の走りをしようと心がけました。なんとか、守りきることができて良かったです。もう1レース残っているので、引き続き気を引き締めて頑張っていきたいです」
マスタークラスはスタートで田中を攻略した畑享志(A-NeKT F111/3)が隊列の先頭に浮上。中盤には田中からの猛追を受けるも、畑がポジションを守り切り総合4位でチェッカー、今季3勝目を飾った。
フォーミュラ・リージョナル・ジャパニーズ・チャンピオンシップ
第11戦スポーツランドSUGO 決勝正式結果
Pos | Class | No | Driver | Car Name | Laps /Gap |
---|---|---|---|---|---|
1 | 45 | 大木一輝 | PONOS Racing | 22Lpas | |
2 | 8 | 小山美姫 | TGR-DC F111/3 | 0.772 | |
3 | 6 | 片山義章 | Team LeMans F111/3 | 1.386 | |
4 | M | 7 | 畑享志 | A-NeKT F111/3 | 21.404 |
5 | M | 14 | 田中優暉 | アスクレイ☆イーグルスポーツ | 25.698 |
6 | M | 11 | HIROBON | Rn-sportsF111/3 | 45.070 |
7 | M | 34 | 三浦勝 | F111/3 | 50.898 |
8 | 97 | 小川颯太 | Bionic Jack Racing Scholarship FRJ | 4Laps | |
3 | 大草りき | Sutekina Racing | 10Laps |
天候:晴れ コース状況:ドライ
スタート時間:10時52分30秒
チェッカー時刻:11時22分28秒
ファステストラップ #97 小川颯太 1分20秒472 16/18 160.446km/h
参加台数:9台 出走台数:9台 完走台数:8台