更新日: 2022.07.27 18:59
2022オートバックス全日本カート選手権 OKシリーズ 第3戦/第4戦レポート
2022オートバックス 全日本カート選手権
OKシリーズ 第3戦/第4戦
開催場所:スポーツランドSUGO国際西コース
開催日:2022年6月25~26日
コース:スポーツランドSUGO国際西コース | 天候:晴れ| 路面状況:ドライ | 参加台数:32台
2022年オートバックス全日本カート選手権OK部門第3戦/第4戦は、6月25~26日の2日間、宮城県・スポーツランドSUGO国際西コースで開催された。
開幕戦から約2カ月のインターバルがあり、その間のテスト等で勢力図がどう変化しているかが気になるSUGO大会。土日ともに快晴となり、気温も30度に迫る、時には超えるほどの陽気となり、真夏を感じさせる2日間となった。
■第3戦レポート
佐々木大樹が得意のSUGOを制す!
土曜日のタイムトライアル。開幕戦を完全優勝した小田優(DragoCorse/TM/BS)が総合トップタイムをマーク。2番手には同チームの清水啓伸(DragoCorse/TM/BS)が続き、ドラゴ勢がフロントローを独占した。
予選ヒートでも小田が好スタートでレースをリード。オープニングラップから3車身ほどのリードを築き、独走態勢へと持ち込んでいく。2番手に清水、3番手に佐々木大樹(TONYKART/TM/BS)、4番手に堂園鷲(ENERGY/TM/BS)が続く。トップの小田が独走する一方、2番手争いは清水と佐々木の接近戦、やや離れて堂園が続く。終盤、満を持して佐々木が2番手に浮上。スキを逃さず堂園も3番手に上がる。
上位陣の順位変動はここまでで、小田がトップチェッカーで決勝PPを獲得。2番手に佐々木が続いた。
28周の決勝レース。スタート前に小田がストップしリタイアとなるなど、波乱の幕開けとなる。ホールショットを奪ったのは佐々木。その後方に清水啓伸(DragoCorse/TM/BS)、金子修(TONYKART/TM/BS)らが続く。
序盤は佐々木と清水の接近戦となるが、佐々木がトップをキープ。中盤以降は次第に引き離し独走へと持ち込んでいく。2番手清水の後方に迫ってきたのが、佐野雄城(BirelART/IAME/BS)と堂園。ペースの落ち始めた清水に追いつくと、一気に逆転。佐野はその勢いのまま佐々木にも迫っていく。
しかし、終盤に入ってもペースの落ちなかった佐々木が、佐野の追走を振り切りチェッカー。今季初優勝を飾った。2位の佐野は3戦連続の表彰台獲得。3位には堂園が続いた。
佐々木大樹/優勝ドライバーのコメント
「前半は抑え気味に走り、ペースコントロールしていました。後半、プッシュして離すことができたので良かったです。午後も気温的には厳しいレースになると思いますが、いい結果を出せるように頑張ります」
■第4戦レポート
堂園鷲がOKクラス初優勝!
第4戦の予選ヒート。スタート時にはやや雲が多くなったこともあり、日差しが遮られ少し暑さも和らいだ。
好スタートを見せたのは小田。その後方に清水、佐々木、三村壮太郎(RosaDragoCorse/TM/BS)が続く。4周目、小田をかわした清水がトップに浮上。さらに三村も2番手に上がってくる。
終盤まで、清水、三村、小田のオーダーは変わらないが、残り3周を切った15周目に三村が仕掛け、前に出る。しかしすぐに清水が逆転。最後は清水、三村、小田の順でチェッカーとなった。
決勝では清水が好スタートを見せレースをリードする。後方には三村が続き5周目の4コーナーで逆転する。後半厳しくなることが分かっていた三村は、後方を引き離そうとプッシュ。しかし、中盤以降に2番手に上がってきた堂園がさらにいいペースで周回を重ね、差を縮めてくる。
終盤、三村は力尽きたかのようにペースダウン。すかさず堂園が捉え逆転すると、以降は堂園が独走し、OKクラス初優勝を飾った。
堂園鷲/優勝ドライバーのコメント
「2番手に上がった時点でトップに届くと思っていました。ただ、後ろを走っているとタイヤを使ってしまいそうだったので、早めに前に出る選択をしました。自分としては今までで一番よくペースコントロールできたと思います。この調子で次回にも臨みたいです」