更新日: 2022.08.08 20:00
ポルシェカレラカップジャパン2022 第7/8戦富士 予選レポート
ポルシェカレラカップジャパン 2022 第7/8戦(富士)予選レポート
ポルシェジャパン株式会社(本社:東京都港区 代表取締役社⻑:フィリップ・フォン・ヴィッツェンドルフ)とポルシェカレラカップジャパン(PCCJ)委員会は、ポルシェカレラカップジャパン2022シリーズ第7-8戦の予選を、富士スピードウェイ(静岡県)で 2022年8⽉6⽇(土)に開催しました。
天候:曇り 路面:ドライ 気温:23度 路面:28度(セッション開始時)
タイプ992の最新型911 GT3カップが導入された今シーズンのPCCJは、岡山大会で幕を開けて、ここまでに全11戦中6戦を終えている。前回の第5〜6戦は5月28〜29日に鈴鹿サーキットで開催されたため、今回の第7〜8戦は約2カ月振りのPCCJ公式戦となる。予選前日の5日(金)に行われた専有走行では、プロクラスの#60 小河諒が総合トップタイムを記録し、プロアマクラスは#9 武井真司、アマクラスは#10 MOTOKI TAKAMIがクラストップタイムをマーク。なおプロクラスは現在、#60 小河が3勝で132点とトップに立ち、2勝の#1 近藤翼が2位127点で追いかけているが、今回#1 近藤が欠場となったため、#60 小河はしっかりと連勝を決めてポイントを積み重ねたいレースとなる。今回、その#60 小河に戦いを挑むのは、ポルシェジャパンジュニアドライバーの#91 山本聖渚だ。#91 山本は今シーズン、ポルシェスプリントチャレンジジャパン(PSCJ)に参戦中で、PCCJは今回が初参戦となる。
6日の11時50分から30分間で行われたPCCJ公式予選は、開始とともに10台のマシンが一斉にコースイン。まずは、路面状況を確認しながら周回を重ねていき3周目から本格的なタイムアタックを開始。ベテラン#60 小河と新人#91 山本の対決となったプロクラスの予選は、5周目に#60 小河が1分41秒059を記録する。ポルシェジャパンジュニアドライバーの#91 山本はそのタイムをターゲットにアタックを繰り返すが、ベストタイムは10周目にマークした1分41秒436。結果、ポールポジションを獲得した#60 小河は、「今回、近藤選手が欠場になってしまったので当然の結果だと思っています。決勝も自分の走りをしっかりしてゴールを目指します」と語る。PCCJ初予選を終えた#91 山本は「マシンにも少しずつ慣れて、コツは掴めてきたと思います。決勝ではスタートをきちんと決めて、小河選手にしっかりと着いていきたいと思います」と、決勝への意気込みを語る。
#98 IKARI、#77 浜崎大、#9 武井とベテランドライバーによる三つ巴の戦いとなっているプロアマクラスは、第6戦までの予選同様に熱い戦いが繰り広げられた。序盤トップタイムをマークしたのは#77 浜崎で、#9 武井が逆転してトップに立つと、今度は#98 IKARIが逆転という展開になる。最終的には、#9 武井が1分42秒257で今シーズン5回目のクラスポールポジションを獲得し、0秒109差で#98 IKARIがクラス2番手に着ける。「予選中にセットを変更したのが当たり、後半にタイムアップできました。IKARI選手、浜崎選手ともに速いので、決勝は気合いを入れて挑みたいと思います」と、#9 武井は語る。
また、アマクラスは今シーズン初参戦の#10 MOTOKI TAKAMIが7戦連続でポールポジションを獲得。しかも、前回の富士大会予選で記録した1分42秒002を上回る1分41秒933のクラスコースレコードをマークし、予選総合3番手となった。「今日の予選は自分のイメージ通りに走れて、41秒台も出すことができて良かったと思います。決勝スタートにも慣れてきたので優勝を目指して頑張ります」と力強く語る。
予選中のセカンドベストタイムで決定した第8戦の予選結果は第7戦と同じく、プロクラスは#60 小河、プロアマクラスは#9 武井、アマクラスは#10 MOTOKI TAKAMIが、それぞれポールポジションを獲得した。
第7戦の決勝レースは6⽇(土)16時55分スタート(15周もしくは30分間)、第8戦は7⽇(日)10 時45分スタート(15周もしくは30分間)を予定する。なお、第7-8戦の決勝レースはポルシェジャパンのtwitterアカウント(@PorscheJP)で、各日ともにライブストリーミング配信される予定だ。