10日16時30分より行われた第14戦決勝。ポールスタートの大草が第13戦に続いて好スタートを決めてトップを死守。一方、小山はまたもスタートで出遅れ、片山にかわされ3番手に後退する。

 しかし、小山は序盤から積極的に仕掛け、5周目のTGRコーナーで片山をパスして2番手に浮上。さらに、勢いそのままトップの大草に迫り、7周目のTGRコーナーで攻略、トップに浮上した。

 そのまま小山が2.5秒のリードを築いて今季7勝目を飾ると同時に、2022年シーズンのFRJドライバーズタイトルを決めた。2位には小川、3位に大草が続いている。

 マスタークラスはポールシッターの畑がリードを守り切り、総合4位でクラス優勝を飾った。クラス2位にHIROBON、クラス3位に田中が続いた。

 新王者に輝いた小山は「スタートは、前のレースに引き続き今回もうまくいきませんでした。いろいろと改善は試みたものの、そこまで大きくは変わってなかったです」と第14戦を振り返る。

「チームからは『小川選手の前でゴールすればチャンピオンだよ』ということは伝えられていましたが、私としてはシーズンも終盤なので、集大成となるようなレースをしたいなと思っていました。なので『勝ってチャンピオンを獲る』ということを目標にしていて、(スタートで)3番手に落ちましたけど『絶対に抜いていく!』と心に決めて、追い上げました」

「チェッカーを受けたときは、チャンピオンのことよりも『勝ててよかった!』という気持ちの方が強かったです。この1勝は本当に嬉しいです」

2022 FRJ 富士大会 第14戦決勝 チェッカーを受ける小山美姫(TGR-DC F111/3)
2022 FRJ 富士大会 第14戦決勝 チェッカーを受ける小山美姫(TGR-DC F111/3)
2022 FRJ 富士大会 第14戦決勝 畑享志(A-NeKT F111/3)
2022 FRJ 富士大会 第14戦決勝 畑享志(A-NeKT F111/3)
2022 FRJ 富士大会 第14戦表彰式
2022 FRJ 富士大会 第14戦表彰式

フォーミュラ・リージョナル・ジャパニーズ・チャンピオンシップ
第14戦富士スピードウェイ 決勝正式結果

Pos Class No Driver Car Name Laps /Gap
1 8 小山美姫 TGR-DC F111/3 15Laps
2 97 小川颯太 Bionic Jack Racing Scholarship FRJ 2.541
3 3 大草りき Sutekina Racing 12.248
4 M 7 畑享志 A-NeKT F111/3 16.928
5 6 片山義章 Team LeMans F111/3 21.951
6 M 11 HIROBON Rn-sportsF111/3 27.065
7 M 14 田中優暉 アスクレイ☆イーグルスポーツ 28.015
8 M 34 三浦勝 F111/3 28.538
9 M 45 辻子依旦 PONOS Racing 51.214
10 M 18 YUKI NILZZ Racing F111/3 52.602
11 M 29 井出靖司 RS イディア Eagle F111/3 1:01.392
12 M 23 YUGO S2R Racing 1:05.368

ファステストラップ:小山美姫 1分38秒660(9周目) 166.5kph

■次のページへ:第15戦/小川颯太が今季2勝目。HIROBONがマスタークラス王者に

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