二輪カテゴリーではホンダ・レーシング(HRC)が主催する『CBR250R Dream Cup』があるが、14年から初心者向けのクラスを新設したことで毎戦多くのエントリーを集めている。
また、16年からは未経験者でも参加しやすい125ccのミニバイクを使った『HRC GROM Cup』をスタートさせている。
『NSF100 HRCトロフィー』は世界の舞台を目指すジュニアライダーの登竜門のひとつ。シリーズ発足から12年目となる今季も全国20ヶ所以上のサーキットで開催される。
『HRC NSF250R Challenge』は将来、MotoGPに参戦するライダーの育成を目的に開催され、国内の地方選手権ではJ-GP3クラスと混走する形が採られる。このレースは車両の改造範囲に制限があるため、低コストで本格的なレースへの参加が可能だ。

ホンダのモータースポーツ普及活動はレースプログラムだけではない。
環境問題対策に取り組むホンダは「1リットルのガソリンで何km走行できるか」を競う『Honda・エコ・マイレッジ・チャレンジ』を81年から開催。自由な発想でマシンを自作できることから、学生グループも数多く出場する人気の大会となっている。
また、ホンダ市販車両やレーシングマシンの展示、親子バイク教室などのイベントを行い、モータースポーツを身近に感じてもらう『Enjoy Honda』をレースウイークのサーキットを中心に展開している。今年は岡山と新潟の新規会場を含む全9会場で開催される予定だ。
各シリーズの詳細、概要はホームページ(http://www.honda.co.jp/motorsports/)まで。