続いて第2戦決勝は翌2日の午前に行われた。曇り空のもと、午前9時30分にフォーメーションラップを迎えたが、その際、2番グリッドスタートの澤が出遅れてしまう。1周のフォーメーションラップのあと、澤は本来のスタート位置だった2番グリッドにマシンを戻し、レーススタートを迎えた。
ポールシッター小川が抜群の蹴り出しを見せるも、TGRコーナーのブレーキングでフロントタイヤをロックさせオーバーラン。その隙に澤が首位に浮上し、平木、岩澤優吾(Bionic Jack Racing)が先行。小川は4番手にポジションを下げてしまう。
ただ、小川はオープニングラップのアドバンコーナーで3番手に、さらに2周目のダンロップコーナーで2番手にポジションを戻すが、その時点ですでに澤は3秒以上リードを築いていた。
レース中盤も単独走行を続けた澤の優勝は安泰かと思われたが、そんな澤に対しスタート手順違反により、5秒のタイムペナルティが与えられることに。これで澤は残り少ない周回数で2番手に5秒以上のリードを築くべく、猛プッシュを見せる。
13周目には1分38秒104のファステストを更新するなど、好タイムを刻み続けた澤は、2番手に5.698秒のリードを築きチェッカーを受け、今季初、FRJとしては約1年ぶりの勝利を飾った。2位に小川、3位に平木が続いた。マスタークラスは総合5位に入った辻子が連勝を飾っている。





・2023年フォーミュラ・リージョナル・ジャパニーズ・チャンピオンシップ
第2戦富士スピードウェイ 決勝正式結果
Pos. | No. | Class | Driver | Team | Time/Gap |
---|---|---|---|---|---|
1 | 3 | 澤龍之介 | SUTEKINA RACING TEAM | 15Laps | |
2 | 98 | 小川颯太 | Bionic Jack Racing | 0.698 | |
3 | 62 | 平木湧也 | HELM MOTORSPORTS | 9.674 | |
4 | 97 | 岩澤優吾 | Bionic Jack Racing | 18.808 | |
5 | 45 | M | 辻子依旦 | PONOS RACING | 1’09.670 |
6 | 23 | M | YUGO | N-SPEED | 1Lap |
7 | 2 | M | 林雅弘 | TeamKRM | 1Lap |
8 | 18 | M | YUKI | NILZZ Racing | 2Laps |
27 | L.シーツ | SUTEKINA RACING TEAM | 13Laps |
天候:曇り 路面:ドライ
規定周回数:11周
スタート時刻:9時33分13秒
フィニッシュ時刻:9時57分59秒560
ファステストラップ:
1分38秒104(13/15) 167.443km/h #3 澤龍之介(SUTEKINA RACING TEAM)
M:1分41秒690(11/13) 161.538km/h #18 YUKI(NILZZ Racing)
ペナルティ:
CarNo.3は、シリーズ規則第31条6.(スタート手順)違反により、タイムペナルティ5秒を課す。