2日午後、富士大会最終レースとなる第3戦が行われた。3戦ともポールポジションを獲得した小川にとってはなんとしてでもスタートを決め、トップのままチェッカーを受けたいところ。そんななか、3番グリッドから好スタートを決めたのは小川のチームメイトの岩澤だった。
ただ、小川は首位を守り切り、TGRコーナーを立ち上がることに成功。小川、岩澤、平木、澤のオーダーでグリーンファイト100Rを迎えたが、ここで澤が平木をパスし3番手に浮上する。小川が徐々にリードを広げるなか、岩澤、澤、平木の2番手争いは白熱する。
8周目、澤が岩澤を捕らえて2位に浮上。続いてトップの小川を追うも、その時点でギャップは3秒に広がっており、なかなか縮めることが叶わない。
そんななか、小川はファイラルラップの1分37秒877のファステストを更新する走りで、トップチェッカーを受け、今季初優勝をポール・トゥ・ウインで飾った。
2位に澤、3位に平木が続き、3名が週末の3戦の勝利を分け合うかたちとなった。マスタークラスは総合6位でチェッカーを受けたYUKI(NILZZ Racing)が制している。
開幕富士大会を終えた時点で小川が61ポイントを獲得しドライバーズランキングをリード。ランキング2位に58ポイント獲得の澤、ランキング3位に55ポイント獲得の平木が続いている。
マスタークラスでは富士で2勝を決めた辻子がランキング2位のYUKIに13ポイント差を築いてランキングトップを守っている。
全6大会16戦が開催される2023年のFRJ。次戦は5月13〜14日に三重県の鈴鹿サーキットで開催される。





・2023年フォーミュラ・リージョナル・ジャパニーズ・チャンピオンシップ
第3戦富士スピードウェイ 決勝正式結果
Pos. | No. | Class | Driver | Team | Time/Gap |
---|---|---|---|---|---|
1 | 98 | 小川颯太 | Bionic Jack Racing | 15Laps | |
2 | 3 | 澤龍之介 | SUTEKINA RACING TEAM | 3.056 | |
3 | 62 | 平木湧也 | HELM MOTORSPORTS | 6.575 | |
4 | 97 | 岩澤優吾 | Bionic Jack Racing | 7.571 | |
5 | 27 | L.シーツ | SUTEKINA RACING TEAM | 7.816 | |
6 | 18 | M | YUKI | NILZZ Racing | 1’12.487 |
7 | 45 | M | 辻子依旦 | PONOS RACING | 1’21.168 |
8 | 23 | M | YUGO | N-SPEED | 1’52.087 |
9 | 2 | M | 林雅弘 | TeamKRM | 1Lap |
天候:曇り 路面:ドライ
規定周回数:11周
スタート時刻:13時53分15秒
フィニッシュ時刻:14時17分51秒288
ファステストラップ:
1分37秒877(15/15) 167.831km/h #98 小川颯太(Bionic Jack Racing)
M:1分41秒724(13/15) 161.484km/h #18 YUKI(NILZZ Racing)