更新日: 2023.04.16 17:19
ポルシェカレラカップジャパン 2023第2戦岡山 決勝レポート
ポルシェジャパン株式会社(本社:東京都港区とポルシェカレラカップジャパン(PCCJ)委員会は、ポルシェカレラカップジャパン2023シリーズ第2戦の決勝を、岡⼭国際サーキット(岡⼭県)で2023年4⽉16⽇(日)に開催しました。
天候:曇り 路面:ドライ/ウエット 気温:14度 路面:19度(レーススタート時)
PCCJ2023年シーズン第2戦決勝のグリッドは、15日(土)予選のセカンドベストタイムで決定。オーバーオール(総合順位)のポールポジションがプロクラスの#60小河諒、プロアマクラスのポールポジションが#98IKARI、アマクラスのポールポジションが#88Tiger Wuという結果となった。
16日は、朝から晴れ間が見える天候となるが、路面の一部がまだ濡れているためウエットレース宣言が出されるも、全車ドライタイヤを選択。9時、フォーメーションラップがスタートすると全車はゆっくりとコースを1周して再びグリッドにマシンが整列。
レッドシグナルがブラックアウトとなりレースはスタートし、ポールポジションの#60小河が好スタートを見せて1コーナーをトップで駆け抜けていく。その#60小河を、ポルシェジュニアドライバーの#91佐藤巧望が前日の逆転優勝の再現を目指して追いかける。
しかし、ドライ状態でマシンの調子も戻ってきた#60小河は、ベテランらしい安定した速さで#91佐藤を徐々に引き離していき、レース中盤となる8周目には4秒847のマージンを築く。そして最終的な15周レースフィニッシュ時には、2位#91佐藤との差を9秒534まで広げて今シーズン初優勝を飾る。
レース後、#60小河は、
「昨日の夜遅くまでメカニックがマシン整備をしてくれたお陰で、今日は第1戦まで感じていたマシンの違和感はなくなっていました。次の富士に向けてマシンをさらに煮詰めて、速さをもっと追求していきたいと思います」と、優勝の喜びを語った。
2位の#91佐藤は、
「今日は難しい路面コンディションということもあり、タイヤの使い方を含めて、もっと勉強しなければと反省する点が多かったです」と、レースを振り返る。
プロアマクラスは、ポールポジションの#98IKARIが前日に引き続きスタートからゴールまでトップを守り切って2連勝を飾る。
「今日もスタートをうまく決めることができましたが、背後にピタリと着けた武井選手のプレッシャーを常に感じていました。何とか逃げ切ることができて良かったです」と、2連勝を喜ぶ。
一方、2位に終わった#9武井真司は、
「昨日はマシントラブルがあったので慎重になりすぎて、IKARI選手を責めきれませんでした」と悔しがる。
また、3位にはPCCJ初表彰台となる#22Zhou Bihuangが入る。アマクラスは前日に引き続き、#88Tiger Wuがクラスポールトゥウィンで2連勝を飾り、「連勝を飾ることができて嬉しいです」と語る。2位は#7IKEDA、3位は#51春山次男という結果となった。
なお今シーズン、プロクラスは個別の順位に応じたレース毎の賞典及びシリーズ賞典の設定はなく、各ドライバーに与えられるオーバーオール(総合順位)ポイントのみを獲得する。
その一方で、プロアマクラス及びアマクラスのドライバーはクラス別の順位に沿ったクラスポイントも獲得する。そのため岡山大会の第1/2戦終了時点のランキングは、オーバーオールが#60小河と#91佐藤がともに45点でトップに並び、プロアマクラスは#98IKARIが50点、アマクラスは#88Tiger Wuが50点でトップとなっている。
PCCJ第3/4戦は5月3日(水・祝日)、4日(木・祝日)に富士スピードウェイ(静岡県)でSUPER GT第2戦の併催レースとして開催を予定する。富士スピードウェイでは開幕前の合同テストが開催されており、各ドライバーとも走り慣れているコースであるため開幕大会以上の激しいバトルが期待される。
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