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投稿日: 2023.05.03 15:30
更新日: 2023.05.04 01:19

ポルシェカレラカップジャパン 2023第3戦富士 予選レポート


国内レース他 | ポルシェカレラカップジャパン 2023第3戦富士 予選レポート

 ポルシェジャパン株式会社(本社:東京都港区)とポルシェカレラカップジャパン(PCCJ)委員会は、ポルシェカレラカップジャパン2023シリーズ第3戦および第4戦 Mobil 1 Challengeの予選を、富士スピードウェイ(静岡県)で 2023年5⽉3⽇(水・祝日)に開催しました。

天候:晴れ 路面:ドライ 気温:21度 路面:35度(セッション開始時)

 タイプ992の最新型911 GT3カップ導入2シーズン目を迎えた2023年のPCCJ。開幕戦の岡山大会は、第1戦で今年のポルシェジャパンジュニアドライバーである#91佐藤巧望がデビューレースで優勝を飾る。しかし第2戦は、昨年3度目のPCCJチャンピオンを獲得したベテランの#60 小河諒が優勝。プロアマクラスは昨年のクラスチャンピオンである#98 IKARIが、アマクラスは2019年以来のPCCJ参戦となる台湾の#88 Tiger Wuが、ともに2連勝を飾る。

 予選前日の2日(火)に実施された専有走行は、プロクラスの#60小河がトップタイムをマークして総合トップに。プロアマクラスは#9武井が、アマクラスは#88Tiger Wuがクラストップタイムを記録した。

 予選日の3日は青空が広がり気温が上昇する中、12時05分から30分間でPCCJ公式予選が行われた。予選開始とともに12台のマシンが一斉にコースインし、本格的なタイムアタックは4周目から開始される。その4周目、まずポルシェジャパンジュニアドライバーの#91佐藤が1分40秒690を記録してトップに立つ。プロアマクラスは、昨年のアマクラスチャンピオンである#10MOTOKIが1分41秒417を記録して、従来のクラスコースレコードを更新。5周目には、#60小河が1分40秒379を記録してトップに立つ。アマクラスは6周目に#7IKEDAが1分42秒914を記録してクラストップに。この辺りから各車ともピットへ向い、セッティング調整とタイヤ交換をして後半のタイムアタックへと備える。

 そして予選残り時間5分を切ると、各クラスのタイムアタックは激化していく。プロクラスは、#60小河がタイムを縮めると#91佐藤も引き離されまいとタイムアップを図るが、最終的に#60小河が1分40秒127を記録してポールポジションを獲得。#60小河は「ポールポジションは獲れましたが、目標としていたコースレコード更新ができなくて悔しいです。マシンセッティングを見直して、決勝では速さを見せたいと思います」と、決勝への自信を語る。一方の#91佐藤は「うまくまとめることができず、思ったようにタイムアップが図れませんでした。決勝は小河選手に勝負を挑んで、逆転優勝を目指します」と、自らを奮い立たせる。

 プロアマクラスは最終的に1分41秒375のクラスコースレコードを記録した#10MOTOKIがクラスポールポジションを獲得。「目標であった40秒台を記録できなかったのは悔しいです。決勝はベテランの方々に負けないように挑みたいと思います」と、#10MOTOKIは決勝への意気込みを語る。なお、2番手の#9武井真司、3番手の#22Zhou Bihuangもクラスコースレコードを更新した。そしてアマクラスのポールポジションは、開幕大会の岡山で2連勝を飾った#88Tiger Wuとのタイムアタック合戦を制した#7IKEDAが獲得。「スタートをきっちりと決めて優勝を狙います」と力強く語る。

 予選中のセカンドベストタイムで決定した第4戦Mobil 1 Challengeの予選結果は第3戦と同じく、プロクラスは#60小河、プロアマクラスは#10MOTOKI、アマクラスは#7IKEDAが、それぞれポールポジションを獲得した。

第3戦の決勝レースは3⽇(水・祝日)17時05分スタート(15周もしくは30分間)、第4戦Mobil 1 Challengeは4⽇(木・祝日)9時35分スタート(15周もしくは30分間)を予定する。


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