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投稿日: 2023.05.05 17:57
更新日: 2023.05.05 17:58

ポルシェカレラカップジャパン 2023第4戦富士 決勝レポート


国内レース他 | ポルシェカレラカップジャパン 2023第4戦富士 決勝レポート

 ポルシェジャパン株式会社(本社:東京都港区)とポルシェカレラカップジャパン(PCCJ)委員会は、ポルシェカレラカップジャパン2023シリーズ第4戦Mobil 1 Challengeの決勝を、富士スピードウェイ(静岡県)で 2023年5⽉4⽇(木・祝日)に開催しました。

天候:晴れ 路面:ドライ 気温:21度 路面:28度(レーススタート時)

 Mobil 1 Challengeとして開催されたPCCJ第4戦は、3日(水・祝日)の第3戦と同じく富士スピードウェイの上空には朝から青空が広がる。前日に行われた予選のセカンドベストタイムで決定したグリッドは、第3戦を制したプロクラスの#60 小河諒がポールポジションを獲得し、2番手にはポルシェジャパンジュニアドライバーの#91 佐藤巧望が続く。プロアマクラスのポールポジションは#10 MOTOKI、アマクラスのポジションは#7 IKEDAが獲得している。

 9時35分、フォーメーションラップが開始される。各車とも路面状況を確認しながらタイヤに熱を入れ、再びグリッドにマシンが整列してレースはスタートする。#60 小河、#91 佐藤ともに好スタートを見せて1コーナーに飛び込んでいき、2台はサイド・バイ・サイドでの好バトルを展開。1周目、#91 佐藤が一瞬前に出る場面もあったが、ベテランの#60 小河はなんとか#91 佐藤を抑えてホームストレートへと戻ってくる。

 ここで#91 佐藤は、スリップストリームを使って1コーナーで#60 小河に勝負を仕掛けるも、ポジションは変わらず。その後、ペースを上げた#60 小河は最終的に2位#91 佐藤との差を10秒516まで広げて優勝。レース後、#60 小河は「グリッドで佐藤選手がユーズドタイヤを選択しているのを見て、自分はニュータイヤなので序盤が勝負と思っていました。1周目の戦いを制することができ、タイヤが温まってからは速さを見せられたと思います」と喜びを語る。2位に終わった#91 佐藤は、「スタート直後から勝負を仕掛けたのですが抜けませんでした。この悔しさを次の鈴鹿のレースに生かしたいと思います」と次戦での巻き返しを誓う。

ポルシェカレラカップジャパン 2023第4戦富士 #60 小河諒
ポルシェカレラカップジャパン 2023第4戦富士 #60 小河諒

 プロアマクラスは、前戦に引き続き#9 武井真司が好スタートを見せてトップに立つと、#22 Zhou Bihuangと#10 MOTOKIが追いかける展開に。3台はテール・トゥ・ノーズのバトルを展開するが、#9 武井は最後までポジションを守り切って2連勝を飾る。

 #9 武井は「2台が背後から追い上げてきていましたが、セッティングの違いで抑え切れると思って走っていました」と、優勝の秘策を語る。2位の#22 Zhou Bihuangは、「武井選手はベテランだけあり隙がなく、抜くことができませんでした」と悔しがる。また3位に終わった#10 MOTOKIは、「昨日同様にスタートが課題ですね」と、鈴鹿でのリベンジを誓う。

ポルシェカレラカップジャパン 2023第4戦富士 #9 武井真司
ポルシェカレラカップジャパン 2023第4戦富士 #9 武井真司

 一方、アマクラスは#88 Tiger Wuが開幕から4連勝を飾ったが、「今日は昨日よりも自分のペースが遅かったですが、優勝できて良かったです。このまま連勝を続けることができれば嬉しいですね」と今後の目標を語る。2位は#7 IKEDA、3位は#2 林 雅弘が表彰台を獲得した。

ポルシェカレラカップジャパン 2023第4戦富士 #88 Tiger Wu
ポルシェカレラカップジャパン 2023第4戦富士 #88 Tiger Wu

 PCCJ第5、6戦は6月3日(土)、4日(日)に鈴鹿サーキット(三重県)で開催が予定されている。F1も開催される国際サーキットで今シーズン初開催のPCCJは、どのような戦いが展開されるのか注目される。なお、第6戦は2001年にスタートしたPCCJの200戦目の記念レースとなる。


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