日本 / TEAM MUGEN /
ゼッケンNo. :16
今年でスーパーフォーミュラ参戦8年目を迎える野尻智紀。2008年に鈴鹿サーキットレーシングスクール・フォーミュラ(SRS-F)を首席で卒業し、翌年から4輪レースにデビュー。2014年に国内トップフォーミュラのシートを掴んだ。
2014年シーズンは序盤戦こそ、あと一歩のところでポイントを獲得できないレースが続いていたが、第6戦SUGOで初優勝を飾った。その後も、表彰台を獲得するなど、上位争いに加わるレースを何度もみせたが、優勝には手が届かず。2019年にはデビューイヤーから在籍したDOCOMO TEAM DANDELION RACINGを離れ、TEAM MUGENに移籍。そこでも最初は苦戦を強いられたが、最終戦鈴鹿で5年ぶりの優勝を果たした。
2020年は序盤から速さをみせ、第4戦オートポリスで優勝。最終戦の富士でもポールポジションを獲得し、逆転チャンピオンの可能性も大きくなった。しかし、トラブルでリタイアとなってしまい、悔しい形で2020シーズンを終えることとなった。今年もTEAM MUGENから参戦し、悲願のタイトル獲得を目指す。
また国内最高峰のカテゴリーのひとつであるスーパーGTでも活躍中。2015年にGT500へステップアップし、ここまで5勝をマーク。こちらもチャンピオンまであと一歩というシーズンがいくつかあり、今年もARTA NSX-GTで、福住仁嶺とのコンビでシリーズチャンピオン獲得を狙う。
このほかにも、スーパー耐久シリーズの1戦として開催される富士24時間レースへのスポット参戦や、インタープロトシリーズへのレギュラー参戦など、幅広いカテゴリーで活躍中のドライバーだ。
さらに、ここ数年は中山雄一、富田竜一郎とともに『のじさんぽオンライン』と称してプレイステーション4用ソフトウェア『グランツーリスモSPORT』を使ったファンとの交流も行っているほか、コロナ禍で開催された同ソフトを使用してのスーパーフォーミュラ ヴァーチャルレースでは「もっと気軽にレースゲームを楽しむ人が増えてほしい」という思いから、ただ一人パッドコントローラーで参戦するなど、モータースポーツファンの拡大にも力を注いでいる。
出場:7回
優勝:3回
2位:0回
3位:1回
ポールポジション:2回
エンジン:ホンダ
獲得ポイント:94
獲得有効ポイント:86
ランキング:1位
*2021年第7戦終了時点