
ヘッドレストの後部、ちょうどヘルメットの両脇に位置するあたりは溝を掘ったような造形になっている(えぐっていない車両が多数ある)。この部分はRB12の処理を受け継いでおり、レッドブルの空気に対する気の使い方が表れている(写真:5)。

大きな穴が開いたノーズ先端の突起については、裏側の処理を確認してから考察することにしたい(写真:6)。いずれにしても、ドライバー冷却だけが目的ではないだろう。背後で排出される構造になっているとすると、先端突起部が流れの邪魔にならず、ウイングステー間をスムーズに空気が流れるようになる。という憶測をしておくに留めておく。