更新日: 2017.03.23 11:46
【F1開幕直前企画】英誌が予想する2017年ドライバーズランキング。アロンソ&バンドーンの後半戦に期待
■2位:セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)
※3名がチャンピオンになると予想
「テストで見たとおりフェラーリのマシンが優れているなら、ベッテルがタイトルを獲得できる可能性はある。ただ、フェラーリのオペレーション能力、開発能力に不安が残る」
「テストで見る限り、フェラーリはついにベッテルの才能にふさわしいマシンを作り出したようだ」
「昨年は混乱に陥ったフェラーリだが、今年は軌道修正し、速く一貫したマシンを作った。これが助けになって、ベッテルは優勝を重ね、最終戦までハミルトンとタイトルを争うだろう。だがその肝心のレースでフェラーリが戦略を誤り、ベッテルはルノーのジョリオン・パーマーをいつまでも抜くことができずにタイトルを失うのだ」
「フェラーリが、最初は期待を持たせておいて、実際は思うような結果を出せないといういつものパターンに今年も陥ったなら、ベッテルのフラストレーションは高まり、また無線で面白い発言を繰り返すようになる」
■チャンピオン:ルイス・ハミルトン(メルセデス)
※9名がチャンピオンになると予想
「メルセデスはここ数年ほど圧倒的に優勢でないだろうが、ハミルトンはベストのエンジンとほぼベストのマシンで走ることができる。信頼性の問題がなければ彼が昨年のチャンピオンだったし、今年はそうなるだろう」
「トップクラスのドライバー、ベストのマシンとチーム。ただ今年は楽にはいかない」
「メルセデスは開発能力が高く、新加入したチームメイトは慣れるのに時間がかかる」
「テストではフェラーリのペースがよかったが、メルセデスのマシンはSF70Hと同等以上の力を発揮するだろう。ハミルトンのタイトルに向けたモチベーションも高い」
なお、番外編として、マクラーレン・ホンダのフェルナンド・アロンソとストフェル・バンドーンについての予想が以下のように記されている。
「マクラーレン・ホンダが競争力を高めて中団トップの位置を争えるようになるには相当時間がかかる。それでもアロンソとバンドーンは、シーズン後半、グリッドペナルティに阻まれなくなれば、それなりの結果を出すはずだ」
この記事は国内独占契約により英 AUTOSPORT.com 提供の情報をもとに作成しています