フェラーリ296 GT3を駆り、スイスのエミル・フレイ・レーシングからGTワールドチャレンジ・ヨーロッパ/スプリント・カップとDTMドイツ・ツーリングカー選手権にシリーズ参戦する若きルーキードライバー、ティエリー・フェルミューレン。
彼の父はF1ワールドチャンピオン、マックス・フェルスタッペンの敏腕マネージャー、レイモンド・フェルミューレンだ。ティエリー自身も、フェルスタッペンが経営する『Verstappen.com Racing』に所属している。
この世界、“父がレーシングドライバー”という2世は珍しくないが、“父がF1世界王者の右腕”というドライバーは、そうはいないだろう。いったい彼は、なぜモータースポーツの世界を志すようになったのだろうか。
ティエリーに、彼自身のこと、そして父やマックスとの関係について聞いた。