2023年F1各マシンのシーズン通しての変化を、F1i.comの技術分野を担当するニコラス・カルペンティエルがまとめた。まずは、アルファタウリAT04の進化を、2回に分けて伝える。
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デビュー直後のアルファタウリAT04は、明らかに素性の悪いマシンだった。しかしシーズン終盤には、コンスタントにトップ10内に入るまでに進化を遂げる。グリッド上で最も遅かったのが、レッドブル、メルセデス、フェラーリ、マクラーレンに次ぐ、5番目に速いマシンになったのだ。着実な開発と、レッドブルRB19からいくつかのパーツを移植されたおかげだった。