「彼は苛立っているんだ。6位や7位でフィニッシュしたいなんて、思ってすらいない。ストフェルがポイントを獲得できれば、それはかなり良いことだろう。でもフェルナンドはポイントを獲得することに興味を抱いていない」
「彼は表彰台をかけて戦いたがっているのだから、気持ちの面で言えば、望みとはかけ離れたところにいる」
過去にF1で9勝をあげ、2013年シーズン末に引退したウエーバー。彼はストフェル・バンドーンの置かれた状況は、チームメイトのアロンソとは異なるものであり、困難なシーズンから収穫を得ることもあると考えている。バンドーンは今季からF1へのフル参戦を開始しており、オーストラリアGPを2周遅れの13位で終えた。ウエーバーはバンドーンについては、以下のように述べている。
「マシンとチームの力が足りず、厳しい状況にある。けれどもある意味、彼は裏で学習することができる。F1のデビューイヤーを学習に費やすことができるとしたら、彼にとって悪いシナリオではない。彼は注目を浴びていないのだから」
「注目はチームや政治的なトラブル、ホンダとの問題に集まっている。ジュニアカテゴリーで華々しい経歴を持っていることは、いまでも彼の財産であると思う。2年間もこうしているわけにはいかないだろうが、彼は大丈夫だろう」