ロバート・クビサは、WEC世界耐久選手権でフェラーリのマシンで最高のドライビングをすることを楽しみにしているが、F1でフェラーリからレースに出る夢が叶わなかったことで“癒えない傷”が残っていることを認めた。
2011年、クビサは2012年シーズンにフェラーリF1に加わるための事前契約に署名し、フェルナンド・アロンソをチームメイトに持って夢を実現するところだった。しかし、同年2月にラリーで大事故に見舞われ、レースキャリアを脅かす重傷を負った。幾度もの手術と長年のリハビリに耐えながらも、クビサはモータースポーツへの情熱をあきらめなかった。2018年、クビサはレースに復帰できるという医師の診断を受け、リザーブドライバーとしてウイリアムズと契約し、最終的に2019年にフルタイムドライバーとしてF1に復帰した。