メイド・イン・イタリア・アンド・エミリア・ロマーニャGPを2026年末まで開催する契約を結んでいるイモラ・サーキットだが、その経営陣はイモラの構造物がザントフォールトとともにF1カレンダーのなかでもっとも時代遅れであり、F1における長期的な未来を確保するために施設のアップグレードに多額の投資が必要であることを認識している。
もちろん、アウトドローモ・インテルナツィオナーレ・エンツォ・エ・ディーノ・フェラーリ(イモラ・サーキットの正式名称)の地理的な状況について、ジャンカルロ・ミナルディと彼の経営チームができることは何もない。なぜなら、リバッツァのコーナーからトサのヘアピンまではサンテルノ川が流れ、丘陵地には多数のヴィラが存在することから、コースの長さの半分は制限があって構造物を拡張する余地がないのだ。