開幕戦から学んだのは、走行時間を失い出遅れるような事態は避けなければならないということだと、アビテブールは認めた。
ルノーは、冬季テスト中の周回数では10チーム中8番目と、十分な走行ができなかった上に、開幕戦では金曜にパーマーがクラッシュを喫し、さらに走行時間を失った。
「彼を責めるつもりは全くないが、率直に言って、ジョー(パーマー)がコースオフしたところからすべてが始まった」とアビテブール。
「それによってマシンを一台失った。それがどういうことかというと、自分たちのパフォーマンスに関するデータを得る能力の50パーセントを失ったということだ。燃料をたくさん積んだ状態での走行、少ない状態での走行に関するデータだ」
「タイヤが新しくなっただけに、そういった走行は非常に重要だ」
「冬季テストでの合計走行距離は、他のほとんどのチームより短かかった。その状態でシーズンに臨み、そのつけを払っているのだ」
「一台のマシンが準備作業に貢献できなかったということ、ライバルたちより走行距離が短かったことの代償を払っている」
「悔しいことだが、自分たちの責任だ。自分たちで取り戻していかなければならない」