そのマグヌッセンはターン9でスピンを喫してしまうが大事なく走行を続けた。コース上の水量は少なくはなく、それ以外にもロマン・グロージャンやフェリペ・マッサなど、インターミディエイトで走行するドライバーはコースのあちこちで姿勢を乱す場面が見られた。アクアプレーニングを訴えるドライバーも多い。雨は小雨ながら降り続いており、路面コンディションは変わらない。

10時59分、ニコ・ヒュルケンベルグがターン3のターンインでリヤが流れてスピン。グラベルにはまって抜け出せずここでセッションを終えることとなった。
バーチャルセーフティカー(VSC)でマシンが排除されたが、11時4分に再び医療ヘリの問題で赤旗が提示されてセッションはストップ。サーキット周辺の視界はそれほど悪いわけではないが、上海中心部では空港も閉鎖されるほどの視界の悪さだという。

結局、セッションはそのまま再開されることなく終了。マックス・フェルスタッペンがインターミディエイトで記録した1分50秒491がトップタイムとなったが、僅か4周しか走行しておらず、まだ本来の速さとは言えない。
午後は雨が上がる予報になっているが、2時間半後のフリー走行2回目までに視界の回復が果たされるかどうかは不透明な状況となっている。