サインツは、「基本的に、僕たちは今週末あまり速くなかった。予選は6番手と7番手だったし、マシンのペースもあまりなかった」と中国GPでのスピード不足を認めた。
「レースではもっと速く走れると思っていたが、あまり良い結果が出なかった。だからこのタイプのコースが僕たちにとってもっとも難しいものであったのは明らかだ」
「セットアップでやったことをすべて見直して、改善するために懸命に取り組まなければならない。このコースが僕たちに合わなかったのは確かだね」
レース後、チーム代表のフレデリック・バスールは満足しておらず、次のようにはっきりと語った。「チームとして、自分たちが持っているものでベストを尽くさなければならないが、今週末はそうすることができなかった。けれども、それは週末ごとに状況が大きく変化しているからではない」
彼はフェラーリSF-24の突然のペース不足について「コースやターマック(舗装)が少し関係している可能性がある」と述べた。
「今週末はフォーマットのせいもあったが、ターマックを理解するのが非常に難しかった。なぜなら金曜日の午前中にソフトで1スティントを走り、その後ミディアムでレースに臨んだが、その前はミディアムで走行しておらず、予選でワンラップを走ったからだ。つまり、このような状況の理解、たとえば状況へのアプローチは、最後に違いを生むことができるということだ。なぜなら、我々はコンマ1秒について話しているのであって、0.5秒の話はしていないためだ」
それでもなお、バスールは言い訳を探しているのではないと断言した。「それは誰にとっても同じだ。上海では誰もテストできない! 確かに、この世代のマシンで上海に戻ったのは初めてだったし、ターマックのコーティングや塗装は週末にかけてコースが大幅によくなったので、おそらく役に立たなかったのだろう」
「だが、繰り返しになるが、これは決して言い訳ではない。誰もが同じ状況にあり、一部のチームは他のチームよりもうまく対処している。より万全の準備ができたかといったことを理解しなければならないが、ここはかなり特殊だったと思う」
