「ベッテルが何をしたかったのかは明白だ。路面の乾いた位置に停めたいというのは理解できる。とはいえ、ドライバーがグリッドボックスの内側からスタートしなければいけないのかどうか、(マシンを)停止線に置くのか枠内に置くのかについては、明確化しておいた方がいいだろう」
「(昨年の日本GP後に)同じことが議論されたことを覚えている。彼は停止位置によってアドバンテージを得てはいないが、明確化するのはいいことだ」
昨年の日本GPでは路面が濡れていたことから、FIAはレッドブルのダニエル・リカルドに対し、グリッドボックスから少し外れた位置でスタートすることを許可した。しかしメルセデスからの同様の要求は却下されたとルイス・ハミルトンが主張したため、このことは当時小さな論争を引き起こした。
FIAはこれまで、グリッド停止位置について許容されるか否かは主に“常識”にもとづいて判断するとの考えを示している。