投稿日: 2024.06.01 07:20
更新日: 2024.06.01 07:25
更新日: 2024.06.01 07:25
F1首脳陣、アメリカ議会を巻き込むアンドレッティの強引な手段に態度を硬化/F1時事ネタコラム
Mineoki Yoneya
1月の新規参戦申請の却下発表から約5カ月。アンドレッティのF1参戦はここに来て急に動き始めた。それも、さらに厳しい方向へと。
F1(FOM)からの拒絶に対し、FIAを味方に付けて関心表明プロセスの策定とFIAによるお墨付きを得たアンドレッティ・レーシングだったが、F1はその後の商業面に関する評価プロセスを経て「F1に価値をもたらさない」とアンドレッティの参戦申請を却下したのが今年1月。
F1側はキャデラック(GM)を伴って参戦を計画している2028年に向けては承認の可能性を示唆したものの、アンドレッティは直近の参戦計画を諦めずに準備を進め、4月にはシルバーストン・サーキットそばのシルバーストン・パークに欧州活動拠点となるファクトリーを構え、約80人のスタッフ雇用も明らかにした。元アルピーヌのニック・チェスターをテクニカルディレクターに据え、同じく元エンストンの徳永直紀も上級戦略顧問として参加している。
さらに5月のマイアミGP前にはアメリカの上院議員12名が、アンドレッティの参戦拒否は反トラスト法(独占禁止法)に違反している可能性があると懸念を示しF1の親会社であるリバティ・メディアに対してその理由を問いただす書簡を送る事態となった。