「F1には素晴らしい情報の蓄積があり、我々はそれをファンに対して公開するべきだ。そうすればファンは自身が望むレベルで見てレースを楽しむことができる」とブラウンは付け加えた。
「私は3年の間、テレビ観戦をしていたが、その際、レースで何が起こっているのか深く掘り下げていくことができないのが残念だった」
「私はピットウォールの環境に慣れていた。そこでは情報のすべてがあり、チームの専門家から分析内容を聞かせてもらうこともできた。そうやってレース全体を把握していた」
「いつピットストップを行うかピットウォールでストラテジストが決定するための情報を、自分がすべて見ることができるところを想像してほしい」
タタ・コミュニケーションズはすでに「インターネット」放送のテストを実施しており、それによりF1は「やりたいことはほとんど何でもできるプラットフォームを手に入れた」とブラウンは述べた。
2018年の正式導入を目指して、今年はチームからのさらなるデータを組み込んだテストが実施されるものとみられる。また、F1はグランプリでファンにWi-Fiを提供する予定だ。
「間違いなく実施される」とブラウン。「現在取り組みが進んでいる」
「私が話したように、レースをフォローし、ストラテジーを理解し、ピットストップを決めるといったことを、観客席から自分のモバイル機器でできるとしたら、素晴らしいことになると思わないか?」